
痛快な101話。文(田中裕子)仕込みの「私は人妻です。お気持ちには答えられません」も役に立った!
フランスのイケメンアートディレクター・アンドレ(アルノ・L)の口説きを毅然とフランス語ではねつける希。
希はやっぱり毅然としていたほうがいい。迷い悩みながら、ついに、能登に戻って圭太を支える決心を・・・
今日の、勝手に名言
「両方が引き立て合うことで器として新しい可能性が広がる。新しい世界が開ける。」(圭太〈山崎賢人/崎の大は立〉)
希がアンドレに出したパリ・ブレストは、輪島塗の皿とみごとにマッチ。
「どちらか一方が主張するのではなく互いが互いを引き立てあっている」ということで、パリ・ブレストを美味しいではなく「うつくしい」という感想を訊いて、圭太が陶胎漆器の本当の意義に目覚めました。
これ、夫婦の関係も表しています。
希と圭太のみならず、徹(大泉洋)と藍子(常盤貴子)の支え合い(というか藍子がどんなときでも傍にいる感じ)が強調されていました。
「まれ」の前作「マッサン」では、日本人とスコットランド人との結婚を描くことで異なる価値観の調和が強調され、そのうえ、内助の功も描いていました。「まれ」もいよいよその路線になってきたような・・・100話以降は能登でオーソドックスに支え合う夫婦の物語展開になるのでしょうか。