フラッシュバックする“想い”が照射するアジカンの“現在”/ライブレポート

続くアンコール。「僕らの音楽を見つけてくれてありがとうございます」。何者でも無かった日々を過ごした横浜の地で、しかも横浜スタジアムという大会場で、そこに集った約3万人の観客に向けて、嘘偽りの無い正直な想いを口にした後藤。さらに続けて彼は言った。「まだまだ俺たちの歩みは続いて行くので、またどっかで会いましょう。どこかいい感じの音楽が鳴っている場所で」。この日、最後に鳴らされたのは、「アネモネの咲く春に」だった。ゆったりとしたメロディに乗せて、<いつかまた君と会う日まで>と声を張り上げる後藤。気がつけば全32曲、約4時間にわたるライヴ・パフォーマンス。しかし、決して長いとは思わなかった。恐らくそれは、一つひとつの楽曲に込められた“想い”とフラッシュバックする“記憶”が、あまりにも濃密だったから。それはもう、クラクラするほどに。終演後、今日のセットリストについて後藤に尋ねてみたところ、「昨日は、ファンへの感謝の意味を込めたセットリスト。そして今日は、今の自分たちが考えていることや思っていることを、ファンのみんなと共有したいと思って考えたセットリスト」だったとか。バンドの10年を支えてくれたファンに対してストレートに感謝の意を表した1日目。そして、サポート・メンバーやゲスト・ミュージシャンはもちろん、ファンをはじめとする様々な人々との関わりや繋がりの中で、実に10年という長い年月をかけて、じっくりと醸成された“現在”を――さらには、その先の“未来”を照射してみせた2日目。10周年おめでとう。ここからまた、アジカンの新しい10年が始まろうとしている。

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