NICO Touches the Walls “天賦の才”に磨きをかけて到達した圧倒的なサウンド体験

NICO Touches the Walls “天賦の才”に磨きをかけて到達した圧倒的なサウンド体験
撮影/上飯坂一
■NICO Touches the Walls TOUR 2013“Shout to the Walls!”
2013.07.11(THU) at NHKホール
(※画像10点)

彼らは今、これまでのバンド自身のキャリアをすべて踏まえた上で、新しい道へと踏み出そうとしているーー。最新アルバム『Shout to the Walls!』をセットリストの柱としつつ、代表曲を随所に盛り込みながら行われたこの日のステージ。会場のNHKホールに響いていたのは、日本語ロックの新境地ともいうべき、圧倒的に明快でポップ、それでいてヘビーなサウンドだった。

約2ヶ月にわたる全国ホールツアー【NICO Touches the Walls TOUR 2013“Shout to the Walls!”】のファイナルとなる、7月11日の東京・NHKホール公演。冒頭から地響きのようなドラムスと、重厚なコーラスワークが会場を包み込んだ。最新アルバムの1曲目でもある「鼓動」。この曲にも表れている彼らの新境地とは、演奏力の向上やアレンジの精緻化といったテクニカル面の進化を、曲自体の複雑化へと着地させることなく、バンド本来の魅力であるシンプルなロックサウンドに結実させたことだ。

シングル「夏の大三角形」のような最近の曲と、「梨の花」「そのTAXI,160km/h」といったインディー時代からの名曲が、まったく違和感なく続けて演奏されていく。まず気づくのは、光村龍哉(Vo&G)が中心となって生み出した楽曲の、ポップに突き抜けた普遍性である。どれほどハードな曲にも漂うメロウな気配と、むせ返るような色香はまさに光村にしか生み出せないもの。そうした楽曲の手触りを損なうことなく、ハードな演奏でさらに加速させているのが、今のNICO Touches the Wallsのアンサンブルだ。アルバムとは異なるアレンジを時折披露しつつ豪快に弾きまくった古村大介(G)、光村のボーカルに寄り添いつつ、何度もクライマックス的なシーンを演出した対馬祥太郎(Dr)と坂倉心悟(B)。「チェイン・リアクション」では、対馬が刻むリズムに対し、光村と古村、坂倉の3人がマラカスやカスタネットなどで音を重ねていく、スリリングなセッション場面もあった。
エキサイトミュージックの記事をもっと見る 2013年7月19日の音楽記事
この記事にコメントする

\ みんなに教えてあげよう! /

新着トピックス

音楽ニュースアクセスランキング

音楽ランキングをもっと見る

コメントランキング

コメントランキングをもっと見る

芸能の人気のキーワード一覧

新着キーワード一覧

エキサイトミュージックとは?

話題のアーティストのライブ情報や最新音楽情報などをお届け。人気アイドルグループや注目アーティストのインタビューなども充実。

その他のオリジナルニュース