高橋優 いつか悲しみから卒業できる――笑顔を生んだ卒業のうた『もうひとつの卒業式』<前編>

高橋優 いつか悲しみから卒業できる――笑顔を生んだ卒業のうた『もうひとつの卒業式』<前編>
写真提供/TOKYO FM『SCOOL OF LOCK!』

■SCHOOL OF LOCK!×高橋優『もうひとつの卒業式 ~福島県 南相馬~』
2012.03.03(SAT) at 福島県・南相馬市
(※画像81点)

2012年3月3日(土)。前日の豪雪が嘘のように、福島県は見事に晴れ渡り、日射しは暖かかった。この日、福島県南相馬市で“もうひとつの卒業式”が行なわれる。

昨年3月11日の東日本大震災以降、原町高校は休校を余儀なくされ、7ヶ月もの間、授業を行なうことができなかった。ようやく再開のめどが立った時、生徒の多くが、他の地域や、他府県の高校へと転校してしまっていた。慣れ親しんだ故郷を発ち、共に学んだ友達と離ればなれになる―そんな悲しみを抱えながらも皆、それぞれの地で、この3月に卒業という節目を迎える。

原町高校の卒業式は2日前に執り行なわれた。今日これから開かれるのは、転校してしまった友達も含めての“もうひとつの卒業式”。

高橋優 いつか悲しみから卒業できる――笑顔を生んだ卒業のうた『もうひとつの卒業式』<前編>
写真提供/TOKYO FM『SCOOL OF LOCK!』

高橋優 いつか悲しみから卒業できる――笑顔を生んだ卒業のうた『もうひとつの卒業式』<前編>
写真提供/TOKYO FM『SCOOL OF LOCK!』

高橋優 いつか悲しみから卒業できる――笑顔を生んだ卒業のうた『もうひとつの卒業式』<前編>
写真提供/TOKYO FM『SCOOL OF LOCK!』


「震災で離ればなれになってしまった同級生を集めて、卒業式をしたい」

『SCHOOL OF LOCK!』(TOKYO FM)に、そんなメッセージが届いた。『SCHOOL OF LOCK!』は、高等学校をモチーフにした、ティーンエイジャーから高い支持を受けているラジオ番組。番組を仕切るのは、とーやま校長、やしろ教頭。そして高橋優も先生として登場する。その3名が、前述のメッセージを受けて南相馬へ。生徒18名からなる実行委員会と共に“もうひとつの卒業式”を実施。ここで高橋優先生は、生徒のみんなに歌でエールを贈る。

筆者が到着した頃、優先生はちょうどリハーサルを終え、体育館の裏口に停められた車の中にいた。本番に向けて、現場が徐々に慌ただしくなってくる。生徒たちにより会場の装飾が進められ、番組スタッフ、出演者は式の段取りを繰り返し確認する。体育館の裏口からは時折、優先生の歌声も聴こえてくる。

「ただいまより、2011年度、福島県立原町高等学校 『もうひとつの卒業式』 を行ないます」

原高生を進行役に、“もうひとつの卒業式”が始まった。まずは、とーやま校長とやしろ教頭から生徒に卒業証書が手渡される。転校して、原高の卒業証書を受け取れなかった生徒のためにこの授与式をぜひ行ないたいと、実行委員会から要望があったそうだ。

高橋優 いつか悲しみから卒業できる――笑顔を生んだ卒業のうた『もうひとつの卒業式』<前編>
写真提供/TOKYO FM『SCOOL OF LOCK!』

高橋優 いつか悲しみから卒業できる――笑顔を生んだ卒業のうた『もうひとつの卒業式』<前編>
写真提供/TOKYO FM『SCOOL OF LOCK!』

高橋優 いつか悲しみから卒業できる――笑顔を生んだ卒業のうた『もうひとつの卒業式』<前編>
写真提供/TOKYO FM『SCOOL OF LOCK!』

高橋優 いつか悲しみから卒業できる――笑顔を生んだ卒業のうた『もうひとつの卒業式』<前編>
写真提供/TOKYO FM『SCOOL OF LOCK!』

高橋優 いつか悲しみから卒業できる――笑顔を生んだ卒業のうた『もうひとつの卒業式』<前編>
写真提供/TOKYO FM『SCOOL OF LOCK!』

高橋優 いつか悲しみから卒業できる――笑顔を生んだ卒業のうた『もうひとつの卒業式』<前編>
写真提供/TOKYO FM『SCOOL OF LOCK!』


その頃、高橋優先生はステージ裏にスタンバイ。最高の歌声を生徒たちに届けたいと、ストレッチをしたり、水を補給したりと調子を整えている。そして、いざ壇上へ――。

拍手と歓声で迎えられた高橋優先生は、とーやま校長とやしろ教頭に、「下で歌ってもいいですか?」と一言。生徒みんなで椅子を体育館の端に片づけると、優先生を取り囲む形で輪を作った。

「高橋優です。今日はこういった形で原町高校の卒業式に参加させていただいて、光栄に思っています。みなさんの卒業に花を添えられるように、最後まで精いっぱい歌わせていただきます!」と挨拶すると、1曲目「現実という名の怪物と戦う者たち」へ。生徒たちの手拍子に合わせ、軽快に、だが力強い歌声とギターのストロークが体育館に響く。<いつまでも一緒にいられるわけじゃないことは なんとなく分かっているけれど 今は手を取り合える>という歌詞は、生徒たちの心に現実感をともなって届いたのではないだろうか。

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