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立川談志、連続殺人犯、イエスの方舟、東条英機……ビートたけしが演じた実在人物

       
たけしの起用は、当時TBSのディレクターだった八木康夫が決めたという。八木は当時30代ながら本作でプロデューサーとなり、気鋭の脚本家だった池端俊策に脚本を依頼した。

池端は事件を単なる猟奇事件として描くことはせず、事件の背景として大久保と母親の関係に注目する。母親から過保護に育てられた大久保は、ひ弱な分だけ他人に対して攻撃的な人間になってしまったのではないかと考えたのだ。逮捕後も頑なに自供を拒んできた大久保だが、母親との面会後、ようやく真相を刑事に話し始める。このとき親子のあいだでどんな会話がなされたかは不明だが、池端はそこを想像をふくらませ、物語のクライマックスとしている。

たけし、宗教団体の代表を演じる


「大久保清の犯罪」が視聴率35パーセントという思いがけない数字をとったため、続けて八木と池端がたけし主演でドラマをつくることになった。そこで池端が題材として提案したのが「イエスの方舟」という宗教団体だった。教団の代表である千石剛賢(劇中では京極武吉)をたけしが演じたドラマは1985年、TBSで「イエスの方舟 ~イエスと呼ばれた男と19人の女たち~」というタイトルで放送されている(現在、TBSオンデマンドで有料配信中)。

イエスの方舟は信者と共同生活を送りながら、聖書を読むという会だった。しかし入信したなかには、両親らとの不和から家出した女性も多かった。そのため、1970年代半ばには娘を取り返そうとする家族とのあいだで軋轢が生じるようになり、やがて千石は信者を連れて各地を転々とするようになる。この間、マスコミを通じてイエスの方舟へのバッシングが高まり、社会問題にまで発展した。

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