悲劇の女子高生役が続いたあゆ
1994年には「浜サキあゆみ」に改名。(サキは「崎」の旧字。右上が立)映画、ドラマと出演を重ねるが……。
1995年公開の映画『渚のシンドバッド』では、再びレイプされた過去のある女子高生役。野島伸司脚本の衝撃作『未成年』では、家庭教師の子供を身ごもる女子高生役。なんだか襲われてばかり。1996年の『闇のパープル・アイ』では、雛形あきこ演じる主人公の親友として健全な女子高生役となるが、ドラマ中盤であっけなく殺されてしまうのだった。
ラッパー「AYUMI」として幻の歌手デビュー
この頃はグラビア活動も盛んであり、水着姿も披露しているが、その他大勢の中の一人でしかなかった。女優業もグラビアも第一線に立てない中、新たなフィールドを模索したのが歌手活動だ。
それが、1995年9月21日に日本コロムビアからリリースされた『NOTHING FROM NOTHING』。名義は、AYUMIフィーチャリングDOHZI-T(現・童子-T)&DJ BASS。ヒップホップグループ『ZINGI』の2人を従えての、まさかのラッパーデビューであった。
『EAST END×YURI』的なノリで初々しいラップを披露するも、大した話題にもならず、セールスも振るわず。このままフェードアウトすると思われたが……。
人の下積みを黒歴史とか何様のつもりなんだろう