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主人公が自衛隊もボコボコに!藤子・F・不二雄のヤバすぎる作品

       
主人公が自衛隊もボコボコに!藤子・F・不二雄のヤバすぎる作品
(C)2015 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC., RATPAC-DUNE ENTERTAINMENT LLC AND RATPAC ENTERTAINMENT, LLC

ライター・編集者の飯田一史さんとSF・文芸評論家の藤田直哉さんによる対談。『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』について語り合います。

藤田 ザック・スナイダー監督の『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』は、バットマンとスーパーマンの対決モノですね。最近、ヒーローが共同で何かしたり敵対する『アベンジャーズ』や『キャプテン・アメリカ』などの作品が流行していますが、それのバットマンとスーパーマンのバージョンですね。
 巷では、話が輻輳(ふくそう)しすぎて追えないとか、「こいつ誰だよ?」って展開になって前知識がないと置いておいていかれると不評なんだけど、ぼくはそれがいいと思った。もはやろくに把握できなくなっているこの世界そのもののようで。
 ザック・スナイダーは『ウォッチメン』でヒーローの内ゲバを描き、今作では、911以後のヒーローの相対化をしたクリストファー・ノーランの『ダークナイト』の影響を本作で公言していますので、911以後に増えた「正義」の相対化のパターンの作品ですね。
 スーパーマンの登場は、満を持してというか。スーパーマンって、能天気で楽天的なヒーロー像で、一番バカっぽいですよね。それが、このドロドロの「正義」の相対化の地獄に落ちてくるというのは、それだけで実にそそられます。

飯田 というわけでここではスーパーマンのコネタを語っていきたいと思います。
みんな思うことですが、スーパーマンと言えば、パンツにマントのマッチョという変態にしか見えない姿で、胸にSマークですよ。名前が「スーパーマン」で胸に「S」って、あだち充先生の『タッチ』で達也がちっちゃいころに「T」って入ったトレーナー着てるのと同じくらいやばいですからね。あと目からビームを出すわけですが、あれも絵面的には相当ださい。ただザック・スナイダー版はあの赤・青・黄の原色全開カラーじゃなくて明度をだいぶ落とし、さらには能天気さも皆無にして「強大な力を持つものは周囲を危険にさらす」に始まり、ものすごーく重々しくすることで、だささを消している。

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2016年4月28日のコネタ記事

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