「エアコンはこまめにON/OFFするよりもつけっぱなしの方が安くつく」という情報を耳にしたことがある人は少なくないはず。しかし、普通に考えてつけっぱなしで安くなるわけがないので、「んなバカな」と思いつつも試してみたいが、なかなか実行に踏み切ることができない人がほとんどだろう。その一歩を果敢にも踏み出し、電気使用量をなんと約35%も削減した勇者がいるとTwitterで話題になっている。

勇気あるエアコンつけっぱなし実験に称賛の声


今月6日、「事務所のエアコンつけっぱなし実験、今月の報告」という書き出しで投稿されたとあるTwitterユーザーの投稿。そのツイートには電気使用量の計測票の写真が添付されており、「対前年同月比」の欄には「-34.9%」という驚きの文字が。本人の投稿によると、前年同月は出・退勤時にON/OFFしていたエアコンのスイッチを、今年はつけっぱなしにしていたとのこと。




このツイートに対し、「ここまで変わるものなんですね!」「怖くてできなかったやつだ! ホントだったのか!」「都市伝説だと思ってました!笑」と、驚きとその勇気に称賛の声が殺到中。なかには「韓国語に翻訳してツイートしてもいいですか?」というリプライもあり、この実験結果は瞬く間に海外にまで広がりを見せているようだ。

それでもやっぱり怖いよね


一人の勇気あるユーザーのおかげで一気に浸透するかに見えた「エアコンつけっぱなし」だが、失敗すれば高額の電気代を請求されること必至のこの行為はやっぱり壁が高く、該当ツイートにはこの実験の詳細の質問が相次いでいる。

投稿者も丁寧に答えてくれているのでまとめてみると、
・実験に使用した事務所は北向きで日中の室温の差が比較的少ない
・事務所にはほかに小さな冷蔵庫とPC、照明くらいしか電器製品はない
・11年前に買った14畳用のエアコンで、部屋は15畳
・風量自動で平均27~26度の設定
という条件でこの実験を行ったようだ。そんなに特殊な環境でもないので、「良い情報をありがとうございます!」とやってみる気になるユーザーが増えているよう。

また、環境に良くないのではないかという議論ももちあがったものの、「電気使用量が少ない=エコ」という面で見ればこれは明らかにエコであると、議論は即座に終息していた。

直感的に、「エコじゃない」「電気代も高そう」と思ってしまいがちな「エアコンつけっぱなし」。冷静ではいられない暑さが続く今年の夏、今回の実験を踏まえて挑戦する勇者が続出しそうな気配である。

画像出典:rockriver / Air Conditioner (from Flickr, CC BY 2.0)
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