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初回からタブーに踏み込んだ「響け!ユーフォニアム2」

鎧塚みぞれ
普段クールで表情を変えない彼女も、希美のことを聞くと急に顔を曇らせ、吐き気まで催す。

「辞めるってことは逃げることだと思う。それが嫌な先輩からか、同級生からか、それとも自分からかはわからないけれど、とにかく逃げたの。私だったら絶対逃げない。嫌ならねじ伏せればいい」
麗奈の発言。
希美の選択への断罪ではない。彼女自身の信念を述べているだけだ。

花火大会で2人が語るシーン。
うまい具合に1話の「金賞の喜び」「気の引き締め」「2年生の事件のモヤモヤ」という忙しい流れを総括している。
群像劇形式を取りながら、その中心で影響を受けて育つ久美子と麗奈の物語を描こうという姿勢。
「十五少年漂流記」スタイルだ。
2期は特に2年生中心の話が多い(原作通りなら)。
語り部にあたる久美子が部のタブーをどう咀嚼するかが、一番の見どころになっていくはず。

性格が悪いヒロイン・黄前久美子


1話を一時間スペシャルにして一気に話を進めたのは、どうしても花火大会まで持って行きたかったからだろう。
そこまでいけば、黄前久美子は「性格悪い」(by高坂麗奈)という言葉の意味を確認できる、3ステップがそろうからだ。

部内では基本、真面目でいい子。
緑輝や葉月などの一年生の友達には少々気を許すが、それでもまだおとなしい。
このあたりは部での練習風景と、登下校、コンビニ買い食いシーンで比較できる。

これが麗奈相手になると、一気に口調が砕ける。
久美子は麗奈の隙をちょいちょい突く。

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