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夫婦の真実を描いた神回「カルテット」実は視聴率好調で今夜7話(10時になるのが怖い)

『カルテット』の“第一幕”は、夢を失い、家族からはぐれた人たちが血縁のない共同体で楽しく暮らす様子を描き続けてきた。夫からはぐれた真紀、“世界の別府ファミリー”からはぐれた司、父親からはぐれたすずめ、妻子からはぐれた諭高。彼らは別荘に集い、温かな食事をして、仲良く演奏する。まるで「ブレーメンの音楽隊」だ。

『カルテット』に登場する、もう一つの血縁のない共同体。それが巻夫婦である。夫婦には血縁がない。真紀が言うところの「別れられる家族」である。

夫婦を維持するのは難しい。6話を見て「これは私たちの話だ」と胸を痛めた視聴者も少なくなかっただろう。6話を一緒に見ていた筆者の妻は、幹生のことを「あなたそっくり」と繰り返した。筆者は映画を見ながら「この人、悪者?」と聞かれるのを極度に嫌がるらしい。自覚はある。妻の友人には、勝手に調味料をかける妻に不満を抱いていた夫が居酒屋で愚痴っているのを偶然聞いた経験がある女性がいるという。巻夫妻そのまんま! 彼女もまた6話を見て衝撃を受けていたそうだ。そりゃそうだろう。

「結婚生活は長い会話である」と語ったのはニーチェだが、真紀と幹生はもっともっと会話しなければいけなかったのだろう。会話すればするほど、お互いの違いを確認し合う結果になるかもしれないが。

玲音「人って、価値観が合うか、器が大きいか、どっちかがないとキツいでしょ」

この指摘は当たっているが、なかなか価値観なんて一致しないし、器が大きい人物になんかなれたりしない。せいぜい1話での諭高(高橋一生)のように、唐揚げレモンに異を唱えながら価値観をすり合わせていくしかないんじゃないだろうか。

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    「夫婦の真実を描いた神回「カルテット」実は視聴率好調で今夜7話(10時になるのが怖い)」の みんなの反応 1
    • poco 通報

      今日のは、面白かったな。盗癖のある女が落とされた時も残酷さよりもスッキリしたし、一生さんが、スベリ落ちた後にカゴが頭に当たったのも偶然みたいだし、官九郎さん出てから、がらっと雰囲気変わって最高です。

      12
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