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視聴率復活「カルテット」夫婦は愚かなほうがいい。今夜“最終幕”8話

真紀「逃げよう。逃げて誰もいないところで一緒に暮らそう。幹生捕まっちゃうよ。もう刑務所から出られなくなっちゃうよ」

カルテットドーナッツホールの4人の中では現実的に物事を捉える真紀が、こんなことを言い始めるとは。「やったの俺だから」と言う幹生に「まだ夫婦だから」と言い返す真紀。

真紀「いいよ、自分の人生なんか。面白くないもん! こんな人間の人生なんかいらないもん」

彼女の人生において、夫婦という家族はかけがえのないものだった。演奏家として自信がなく、生計を立てることもできなかったことも関わっている。人は、自分を必要としてくれる人を愛する。夫が自分の元から逃げ出した翌日、パーティーで馬鹿騒ぎしてみせたのは夫への怒りの表れであり、愛情の裏返しだった。

真紀は今また、夫が自分を必要としてくれるチャンスに巡りあった。だから、縛られたすずめ(満島ひかり)を放置して懸命に働く。しかし、そんな真紀の思いも夫には届かない。罪を一人で被ろうとして「じゃ」と去っていく。結局、有朱は死んでいなかったことがわかったが、幹生の罪(コンビニ強盗)は残っていた。自首しようとしていた幹生を真紀は再び助け出し、かつて2人が暮らした東京の家に向かう。
視聴率復活「カルテット」夫婦は愚かなほうがいい。今夜“最終幕”8話
イラスト/小西りえこ

「幸せになってほしい」は最大級の別れの言葉


おでんを食べながら、楽しげに語り合う真紀と幹生。しかし、幹生は自首を決心する。そのことを告げたときの、松たか子の表情の演技が胸に迫る。真顔で聞き、一瞬目を瞑って夫の決意を受け止め、もう夫婦は元に戻らないんだと諦めを浮かべる。そして、真紀は「だって私はまだ、何も言われてないんだよ」と夫の言葉を促す。

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    「視聴率復活「カルテット」夫婦は愚かなほうがいい。今夜“最終幕”8話」の みんなの反応 1
    • 匿名さん 通報

      吉野弘さん祝婚歌の引用にしみじみ…

      2
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