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「やすらぎの郷」相続問題にもテレビ批判を滑り込ませる倉本聰の執念深さ

帯ドラマ劇場「やすらぎの郷」(テレビ朝日 月〜金 ひる12時30分  再放送BS 朝日 朝7時40分〜)
第6週 40回 5月26日(金)放送より。 
脚本:倉本聰 演出:阿部雄一
「やすらぎの郷」相続問題にもテレビ批判を滑り込ませる倉本聰の執念深さ
KADOKAWA

話はすっかりリアルな相続問題へーー


亡くなった名優・大村柳次郎が祇園と新橋の芸姑に作らせた子供。祇園と新橋・・・よくわからないけど、なんかリアルに感じる。
さて、にわかに遺産相続について心配になってきた石坂浩二(役名:菊村栄)は、コンシェルジュの松岡(常盤貴子)に相談に行く。
すると、〈やすらぎの郷 La Strada〉にも専門家がいることがわかる。銀行にも相談窓口があり、「遺言信託」という生前に財産権を移す方法があることなどを知る石坂浩二(菊村)。

「少なくとも以前は高額所得者だったはずですから」という松岡の台詞が微妙に嫌味に聞こえるが、そこはスルー。問題は、菊村の「知的財産権」だ。
たくさんの映画やテレビドラマの脚本を書いてきた菊村だが、テレビドラマに関しては、昭和48、9年以前の作品は、ほとんど残ってないのだという。
「郵政省からの通達を誤解して」
「我々の作品は捨てられてしまった」
「大きな犯罪です」
 と常に貯め込んでいるテレビ業界への怒りが先に立ち、財産問題のことを一瞬忘れてしまう。
「え、え、なんの話しでしたっけ?」と我に帰るも、大丈夫か、菊村も認知症の兆候か? と心配になってしまった。
でもたしかに、優れたテレビドラマが残ってないことはかなりの損失だとは思う。

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