ISEKI シンガーとしての実力に驚かされるカバー集シリーズ第2弾/インタビュー1

 
ISEKI シンガーとしての実力に驚かされるカバー集シリーズ第2弾/インタビュー1

■ISEKI/ミニアルバム『AOR FLAVA -sweet blue-』インタビュー(1/3)

ソロアーティストとしてスタートを切ったISEKIのソロ作品第2弾は、前作に引き続きAORに影響を受けた日本人アーティストの楽曲をカバー。夏をテーマにチョイスされた’70~’80年代の7曲&ジャンク フジヤマとのコラボレーション曲『バブル・サマー feat.ジャンク フジヤマ』の全8曲が収録されているのだが、驚くべきはシンガーISEKIの実力。山下達郎、大滝詠一、岡村靖幸……を筆頭に、曲そのものの個性もさることながら、シンガーとしてもとびきり個性的な7人の曲を、サラリと自然に歌いこなす。「少しずつですけど、自分がやりたいと思っていることが伝わっていってる、その手応えがとても嬉しい」というISEKIの次なる一手も俄然気になってくる、シリーズ第2作目のミニアルバムだ。
(取材・文/前原雅子)

今出せるシンガーISEKIの最大限は出せたんじゃないかと思ってるんですけど

──今回は夏をテーマに選曲したそうですね。

ISEKI:もう夏。ジャケットからアーティスト写真から、何から何まで夏のアルバムを作るっていうのがテーマだったので。

──前作以上にシンガーとしての色が強い方のカバーばかりですね。

ISEKI:そうですね、山下達郎さんとか、岡村靖幸さんとか。

──メロディーと声と歌い方がセットになっている方々というか。

ISEKI:だから聴いてもらってる人に、どう届いているのかなって思いますよね。ただ自分としては、今出せるシンガーISEKIの最大限は出せたんじゃないかと思ってるんですけど。前作以上に歌というものに関して突き詰めることができたような気もしてますし。

──やはり2作目ともなると、いろいろ思うところも出てきて。

ISEKI:そうかもしれないですね。前回は正直探り探りのところもありましたから。バンドメンバーも入れ替わり立ち替わりという感じでしたし。でも今回は同じバンドメンバーで、もうアレンジの段階からあーだこーだ言いながら、セッションライブをしながらレコーディングが進んでくような感じだったので。
ISEKI シンガーとしての実力に驚かされるカバー集シリーズ第2弾/インタビュー1

──今回もアレンジは、基本的にはオリジナルを踏まえている曲が多いですね。

ISEKI:基本的には。でも「ふたりの夏物語」と「中央フリーウェイ」に関してはガラッと変えました。ユーミンさん(荒井由実 )の「中央フリーウェイ」はラバーズ、杉山さん(杉山清貴&オメガトライブ)の「ふたりの夏物語」はラテン風っていう。レゲエとラテンに関してはキマグレンのときにちょっと経験があるので、それを思い出してやってみたんですけど。あと南 佳孝さんの「モンロー・ウォーク」も、かなりバンドの感じになってるかもしれない。オリジナルと違って、ホーンとかはあんまり入ってないですから。

──「中央フリーウェイ」はコーラスを含めてすごく面白かったです。

ISEKI:コーラスはオリジナルに入ってないところにも入れたりしてます。松任谷正隆さんに「これ、な~に?」って言われないか、すごいビビってるんですけど(笑)。角松(敏生)さんの「No End Summer」もバージョンが3パターンか4パターンくらいあって、どれが本当かわからないんですよ。しかも追っかけて入れているハモりがいっぱいあるんですけど、どうしても聴き取れない部分があって。なのでコーラスはかなり作っちゃったところもあります。

──「中央フリーウェイ」は初の女性アーティストの曲でもあり。

ISEKI:この曲はキーを下げて歌ってますね。他にも「No End Summer」と「ふたりの夏物語」、達郎さんの「RIDE ON TIME」も自分に合う倍音になるようにキーを下げてます。

──大滝詠一さんの「君は天然色」もキーの高い曲だと思うのですが。

ISEKI:大滝さんは、今作のライナーノーツにも書かれてますけど「歌を飛ばす」、歌を「投げるように」歌われてるんですよね。で、僕もそうらしいんです(笑)。今まで意識したことはないし、最近なんとなくわかり始めた感覚なんですけど。大滝さんの曲のキーの高いとことか、言葉をバンって後ろに飛ばすイメージで歌ってるとこがあって。

──後ろに飛ばす?

ISEKI:イメージとして。大滝さんの「君は天然色」の場合はそれが成立するんですよ。その歌い方のよさもあるんで、たしかにキーは高いんですけど、そのままにしたんです。
ISEKI シンガーとしての実力に驚かされるカバー集シリーズ第2弾/インタビュー1

──キーの高い感じはしなかったです。きっと声に合っているんでしょうね。

ISEKI:達郎さんも大滝さんも同じようにキーは高いんです。でも達郎さんの場合は「RIDE ON TIME」を飛ばす感じで歌うと雑に聴こえちゃうので、キーを下げて少し余裕をもたせて歌うほうがいいかなと思って。逆に「カルアミルク」のサビ部分は飛ばすように歌ってます、ある意味ちょっと雑に扱うというか。だからキーは下げなかったんですよね。なんか2枚目にして、そういう割り振りの仕方を自分のなかで規則的にやってることに気がつきました。

──前作では無意識にやっていた?

ISEKI:そう。2枚目にして「なるほど、なるほど」って。シンガーとしての自分の分析もできるな、このカバーシリーズって思いました。

──やはり一度完成している曲だから、わかりやすいんでしょうね。

ISEKI:そうかもしれないですね、オリジナルだとちょっとそこが難しいんですけど。でも歌詞だったり、メロディーだったり、サウンドだったりによって、オリジナルもそういうふうに歌い方を考えていったほうがいいなって思いましたね。

──自分のオリジナル曲ではないからこそ、歌う自分の癖に気づくことがあったり。

ISEKI:そうですね。客観的に見られるようになったかもしれないですね。

──自分のいいところ、苦手なところ。

ISEKI:そう。癖のあるアーティストさんの曲は比較的得意だなと思いました。

──同じことを聴いて思いました。たとえば岡村靖幸さんにしても、あの声と歌い方あっての「カルアミルク」というところもあるのに。

ISEKI:わかります、わかります。ある意味、僕自身が癖のあるタイプなので、それがよく出たのかもしれないですよね。

――インタビュー2へ



≪リリース情報≫
2nd Mini Album
『AOR FLAVA -sweet blue-』
2017.08.30リリース


≪ライブ情報≫
【ISEKI LIVE 2017~COFFEE & SOUL vol.2~】
2017年9月30日(土)東京・渋谷 gee-ge[昼公演]
2017年9月30日(土)東京・渋谷 gee-ge[夜公演]
2017年10月14日(土)愛知・名古屋 sunset BLUE
2017年10月15日(日)京都・京都 SOLE CAFE
2017年10月21日(土)大阪・心斎橋ヒルズパン工場
2017年10月22日(日)広島・音楽喫茶 ヲルガン座
2017年10月28日(土)宮城・SENDAI KOFFEE
2017年11月3日(金・祝)福岡・LIV LABO
2017年11月5日(日)北海道・musica hall cafe

≪イベント情報≫
【『AOR FLAVA -sweet blue-』リリース記念ミニライブ&サイン会】
2017年9月2日(土)12:30~ 兵庫・ミント神戸2Fデッキ特設ステージ(雨天時:タワーレコード神戸店内)
2017年9月2日(土)16:30~ 大阪・アリオ鳳 1Fグリーンコート(堺市)
2017年9月3日(日)13:00~ / 15:30~ 神奈川・イオンスタイル湘南茅ヶ崎 2F国道側入口アトリウム
2017年9月23日(土・祝)12:30~ 愛知・キャスタ犬山店 1階セントラルコート
2017年9月23日(土・祝)16:00~ 愛知・イオン上飯田店 3階なごみ広場(名古屋市)

【Yamaha Acoustic Mind 2017~THE SESSION~】
2017年9月17日(日)18日(月・祝)赤坂BLITZ

【河口恭吾 & ISEKIコンサート】
2017年9月24日(日)兵庫・加古川ウェルネスパーク アラベスクホール

【ポンジー初企画「スペシャルアコースティックライブ~ポンの和~」】
2017年9月27日(水)京都・someno kyoto

【江ノフェス island music party 2017】
2017年10月7日(土)8日(日)江の島展望台 シーキャンドルステージ(サムエルコッキング苑内)

【くるめ街かど音楽祭2017】
2017年11月3日(金・祝)4日(土)両替町公園ステージ(メインステージ)・久留米シティプラザ・六角堂広場ステージ(サブメインステージ)など、久留米市内中心部10会場

【AOR FLAVA~毎日がクリスマス10th anniversary ☆2017☆ SPECIAL LIVE~】
2017年12月25日(月)横浜赤レンガ倉庫1号館3階ホール

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