男のコンシーラーはあり?「清潔感」と「やりすぎ」のボーダーラインとは

女性に男の好みを聞くと、かならず返ってくる答えが「清潔感のある男」です。
でも多くの男性は、女性が考える清潔感を手にいれるための具体的な方法を知らないようです。


先日「女子のいう清潔感の第一審査を通過できるのにやっていない男が多い」という発言とあわせてまとめられたリストが、Twitterで話題を呼んでいました。
9つの具体的なノウハウはこちら。
・美容院で髪を切ってもらう
・ヘアワックスをつける
・毎日髭をそる
・眉毛を整える
・コンタクトにする
・顔にコンシーラーを塗る
・筋トレをする
・サイズのあった服を着る
・匂いケアをする

正直女からみて、このHOW TOは「身だしなみに気を使う女性なら、当たり前にやっていること!」と思いましたが、つぶやきに寄せられたコメントを見る限り、男性の中では「なるほど!」と感じる方もいるようです。
ただし、中にはちょっとやりすぎと感じるものもあります。それが「コンシーラーを塗る」です。

コンシーラーとは、女性の化粧品の1つで、スティック状や液状の部分用ファンデーションのこと。
クマやシミなど、ピンポイントで肌の弱点をカバーしたい場所に対して用います。
男性が清潔感のために、コンシーラーを青ヒゲやクマに使うとのことですが、これについては多くの男女から「やりすぎだと思う」という意見が多かったようです。
個人的にも男性のお化粧については、否定的なのですが、そもそも多くの女性の認識として「清潔感」と「やりすぎ」の境目はどこにあるのでしょうか。

女が考える「清潔感」を作り上げるものとは


ズバリ女の立場から解説すると、「臭い」「汚い」「だらしない」の3点を排除した姿が、清潔感をまとっている男性といえます。

3つの頭文字をとりまして、「KKDおしゃれ理論」とでも命名しましょう。KKDを忠実に排除すれば、「おしゃれさん」と呼ばれることはなくとも、「清潔感のある人」と呼ばれることは可能です。これから自分の身だしなみを整え直そうかなと思う男性は、ぜひKKDを頭にたたき込んでおきましょう。



清潔感とやりすぎの境目を見分けるのは「足し算・引き算」


臭い、汚い、だらしないの「KKD」をカットすれば、清潔感は手に入る。その理論に基づき考えを巡らせると、コンシーラーを用いることは正解にみえます。しかし、多くの女性は男性のお化粧については否定的。理由を聞くと、過剰なケアに対する拒否反応があるようです。
つまり、女性が過剰と思わない判断基準のポイントとは、おしゃれの「引き算」と「足し算」。
先ほどお伝えしたKKDの3つの項目にのっとった行動は、ほとんどが引き算行為です。
髪を切る、髭をそる、眉毛を整える、メガネを外してコンタクトにするなどは、引き算の代表例です。

一方コンシーラーの場合は、「付ける」という、肌に対する足し算でしかありませんので、女性の中で賛否が分かれる結果になるというわけです。
他にも足し算行為には「アクセサリーをつける」「帽子やサングラスをつける」「眉毛に形を付ける」などがありますが、全女性とは言わないまでも、アクセサリーや小物使い、細眉には拒否反応を示す女性は、実は多いです。

余談ですが、女性のメイクというのは、アイテムを塗っていく足し算よりも、いかにポイントだけ残してうまくメイクを引き算していくかが大切といわれています。男性も女性も、引き算を使いこなす人が、いい男やいい女と呼ばれるのは共通の価値観なのです。
そろそろ肌寒い日も増えてきて、すっかり秋っぽくなってきました。
新しいシーズンはおしゃれを頑張り始めるには最適な時期。ぜひKKDと引き算を覚えて、素敵な男性にワンアップしてください。
(おおしまりえ)