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今夜放送「歌のゴールデンヒットオリコン1位の50年間」堺正章高見沢俊彦が歌うムッシュかまやつ名曲秘話

       

30年を経て再評価されたB面曲


かまやつは「我が良き友よ」について振り返り、こんなことも語っていた。

《やはり、ヒットを狙おうとするなら、他人に手伝ってもらうべきではないだろうか。だから、プロデューサーという存在が必要なのだ。自分のなかに閉じこもってしまうと、なかなか難しい。とくにぼくの場合、「世の中、関係ない」と、自分の好きなほうにばかり行ってしまうから》(『ムッシュ!』)

「我が良き友よ」は吉田拓郎がプロデューサー的存在となってつくられたが、一方でそのレコードのB面で、かまやつは思い切り好きなことをやらせてもらうことにした。

このとき、彼は以前から大好きで、一緒に音楽をつくりたかった米サンフランシスコのバンド、パワー・オヴ・パワーが来日していたので、演奏を頼んだ。意外にもすんなりOKをもらったものの、まだ曲ができておらず、結局、コード進行だけ渡すと、先方は器用にアレンジして演奏してくれた(ここからここまでが歌の部分、といった指定までしてくれたという)。かまやつはその録音を聴きながら、詞とメロディをつけて、曲を完成させる。それが「ゴロワーズを吸ったことがあるかい」であった。

パワー・オヴ・パワーによるファンクなサウンドを、かまやつは気に入ったが、しかし発売当時、この曲はほとんど注目されなかった。

かまやつは、その時代ごとに鋭いプロデュース感覚を持ったミュージシャンに引っ張り上げられてきた。1970年代でいえば、その一人が吉田拓郎であり、1990年代以降は、小西康陽や小山田圭吾といったミュージシャンであった。「ゴロワーズを吸ったことがあるかい」も彼らによって再評価され、日の目を見た。かまやつは小山田たちとのセッションや、小西のプロデュースによるカバーアルバムなどであらためてこの曲を歌っている。

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「今夜放送「歌のゴールデンヒットオリコン1位の50年間」堺正章高見沢俊彦が歌うムッシュかまやつ名曲秘話」の みんなの反応 2
  • 匿名さん 通報

    晩年の戦闘妖精雪風EDだけはどうにも好きになれない

    3
  • 匿名さん 通報

    謝)パワー・オブ・パワー 正)タワー・オブ・パワー

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