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超展開「民衆の敵」権力のダークサイドに堕ちた篠原涼子がいきなり市長就任(一週飛ばしたかと思った!)


田舎のボーイスカウトのリーダーだったスミスという男が、上院議員の急死にともなって後継者として抜擢される。彼を抜擢したのは、ダム開発で不正を行っている新聞社の経営者・テイラーと、彼の手先の州知事だ。理想は高いが、政治に無知で頭も悪いスミスは傀儡にぴったり。ワシントンの上院で活動しようとするスミスだが、テイラーの指示通り動くだけで、誰もが能無しの傀儡だと嘲笑う。しかし、スミスは自分で法案を書き上げ、不正にも気づいて、テイラーや議会と対決することになる。

智子は完全にスミスだ。そう考えると、とてもわかりやすい。第7話ではダム建設ならぬ「ニューポート開発」に焦点が当たる。きっと最後に智子はスミスのように立ち上がり、犬崎らと対決するのだろう(何らかの不正も暴くと思う)。しかし、そうなると『民衆の敵』というタイトルは何を意味しているのだろう?

『民衆の敵』は、『人形の家』などで知られるノルウェーの作家、イプセンの小説のタイトル。小さな街で、町長らが隠蔽する真実を叫んだ主人公が、最初は人々の支持を得るも、だんだんそれが街の不利益となることがわかってくると人々は手のひらを返す。正義を貫いた主人公が“民衆の敵”にされてしまうのだ。
超展開「民衆の敵」権力のダークサイドに堕ちた篠原涼子がいきなり市長就任(一週飛ばしたかと思った!)
岩波文庫

さすがに『スミス都へ行く』そのままで終わることはないだろう。もう一ひねりも二ひねりも加えているんじゃないだろうか。筆者は、権力のダークサイドに堕ちた篠原涼子がカリスマとなって犬崎以上の独裁政治を行うようになり、“民衆の敵”となる……というストーリーを思い浮かべてしまうのだが、どうか。

はたして民衆の敵は、智子なのか、犬崎なのか、それともまた別の誰かなのか? 最後に藤堂がデリヘル嬢の莉子(今田美桜)に本名を呼ばれたのだが、BGMの切れ方が不穏すぎて藤堂の今後も心配だ。今夜9時から。
(大山くまお)

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