トップキッズダンサー時代を経て、覚醒する注目のシンガー「Meik」17歳の素顔とは

17歳の現役女子高生であり、ソロアーティストのMeik(メイク)。キッズダンサー時代からHIPHOPダンサーとしての実力はトップレベルを誇り、EXPG特待生、8歳からEXILEのバックダンサーを務めるなど様々なキャリアを積んできた彼女は、2013年にダンスボーカルグループJ☆Dee'Z(ジェイディーズ)としてデビュー。
その後、3年の活動を経て同グループを卒業し、2017年7月にソロデビューを果たした。そんなMeikにソロデビューまでの道のりや、活動について話を訊いた。

EXPG特待生、EXILEのバックダンサー、J☆Dee'Zを経て、挫折の後に掴んだソロデビュー


――Meikさんがダンスを始めたのは何歳からでしょうか?

「音楽が鳴ると身体が自然に踊り出すようになったのは3歳で、本格的にスクールに通い始めたのは5歳の頃ですね。当時は地元である静岡のダンススクールに通っていたんですが、小学3年生のときにEXPG(※LDHが運営するダンススクール)に入るために東京に通い始めました」

――EXPGでは、小学校三年生で特待生に。すごいですね。当時はEXILEのキッズダンサーとしても活動されていましたが、どういった活動をしていたんでしょうか。

「EXILEさんのライブツアーに同行したり、TV番組に出たり、ミュージックビデオでパフォーマンスしたりしていましたね。
当時金髪パーマだったので、動画で見つけやすと思います(笑)」

――年少ながらすごい活躍ですね。その後、J☆Dee'Zの活動が始まったわけですが、ダンスに加えて、歌を始めたときっていかがでした?


「レコーディングで初めて自分の歌声を聞いたときに、『こんな声しているんだ』ってショックを受けました(笑)。私の声はハスキーで少年っぽいと言われるので、そこから常に不安だらけになってしまって。でも、ステージで歌を披露していくうちに、ファンの方に『いい声してるね』『Meikさんの声が好き』と言ってもらえたので、自分の武器にしていこうという気持ちに切り替わりました」

――2016年にJ☆Dee'Zを卒業したあと、ソロ活動はどのように始まったのでしょうか?

「実は2016年の4月にケガでグループを休養していて、半年以上、表舞台に出ていない時期があったんです。個人的にも辛く、挫折をした時期だったんですが、そのタイミングでグループも卒業したので、自分にはもう何もなくなってしまって……。でも、地元に帰るという選択肢はなく、”絶対またステージに立ってやる”という気持ちが強くあったので、J☆Dee'Zをデビューに導いてくれたプロデューサーで、現在の事務所のプロデューサーでもある方に、1年振りくらいに電話をして『今の私の力をもう一度見てください』と泣きながら必死にお願いしました。
そうして何度かスタジオに入り、私の思い描く道を、才能ある多くのミュージシャンの方々と一緒に創り始め、ソロとしての活動が始まりました」

――諦めない気持ちがソロデビューに繋がったんですね。ところで、J☆Dee'Zの元メンバーはAKB48に加入したり、TEMPURA KIDZとしてデビューしたりと、Meikさん含め卒業後も活躍されていますよね。今でも交流があったりするのでしょうか。

「そうですね。TEMPURA KIDZのAOさんは先日のワンマンライブに来てくれました。私もAOさんのライブに遊びに行ったりします」

――ほかにライブによく行くアーティストはいます?

「アリアナ・グランデさんとかですね。
最近だと、事務所の先輩であるUVERworldさんのライブに行きました。私、ロックバンドのライブを観たのはUVERworldが初めてで、衝撃を受けたんです。ライブで『7日目の決意』という曲を聞いたときに涙が流れてるほど感激して、そこから大ファンになりました。TAKUYA∞さんの描く歌詞やメロディが好きで、今ではたくさん聞いています。熱いMCにも背中を押されることも多くて、刺激をもらっていますね」


ソロ活動が始まり3ヶ月後にファンも驚く「初ワンマンライブ」で本格活動を再開!


トップキッズダンサー時代を経て、覚醒する注目のシンガー「Meik」17歳の素顔とは
3月に実施した初のソロワンマンライブ

――今年は3度のワンマンライブがありましたが、一番印象に残っているのは?

「今年の3月に行った最初のワンマンライブですね。実はSNSでソロ活動宣言をした時にワンマンライブも発表したんです! もう挑戦です! 1年もステージから遠ざかっているのに。ワンマンの前に一度イベントで数曲ライブを披露したことがあったんです。
そのときは1年以上のブランクが空いているなかでの、初めてのソロステージで。もう思い出したくないくらい、ボロボロのステージでした(笑)」

――久しぶりのステージがソロっていうのは、結構ハードですね……。

「緊張しすぎてうまく歌えないし、MCでは息切れして話せないし。本当に苦い思い出です(笑)。でもこの経験があったからこそ、その時の反省を活かして、3月のワンマンライブに挑み、大成功を収めることができたので、経験できてよかったと思っています。あとは久しぶりにステージに立てた喜びが実感できたのが3月のライブだったので。
もう感極まってお客さんと一緒に泣いたりして、すごく濃かったです」

――直近だと、11月11日に渋谷eggmanでのワンマンライブを開催していますが、このステージで12月13日に配信開始した「恋するハートショット- Extended Single Version」を披露したんですよね。ファンの方の反応はいかがでしたか?

「この楽曲は7月にリリースしたデビューミニアルバム『Make It Happen』に収録されている楽曲であり、ファンの間でも人気の高い曲なので、すごく盛り上がりました!」

――ダンスの振り付けや構成はMeikさんが考案しているんですか?

「そうですね。すべて私が考えています。今回配信された『恋するハートショット』のリメイク版でも原曲と少し振り付けを変えている部分もあり、新しく加わった音とかを含めてより伝わるようなパフォーマンスを取り入れたりしています。歌詞だけに合わせてしまうと楽曲の世界観が掴みづらいので、その曲の細かい裏の音をリスナーが気づけるような振り付けを考えたり、ダンスでしか表現できないことを伝えるようにしています」

ソロデビューが始まった2017年は「感謝の年だった」


――今年はソロデビューをはじめ、ミニアルバムのリリースや3度のワンマンライブなど、いろんなことがあった年だったと思いますが、改めて2017年の振り返ってみていかがですか?

「ソロデビューしてより感じたのは、周りにとても支えられた1年でした。もう感謝しかないです。
自分がここまでソロで活動できるのも、一緒にライブを盛り上げてくれるダンサーさんやスタッフさん、そして何よりもファンの方の支えをすごく感じた年でしたね」

――Meikさんがアーティストとして掲げている目標はありますか?

「日本武道館はひとつの目標にしています。目標であるステージを目の前にすると、自分が立ったときの光景が目に浮かんできて、ほかのアーティストさんの武道館ライブを観に行くだけで、感極まって泣いてしまうんです(笑)。なので、いつか私も武道館のステージに立っているように頑張っていきたいと思います」

――最後に、この記事でMeikさんを知った方、そしてファンの方にメッセージをお願いします。

「私はキッズダンサー時代からマイケル・ジャクソンやジャネット・ジャクソン、そしてビヨンセ、プリンス、ブルーノマーズなど、ブラックミュージックのアーティストから大きな影響を受けているのですが、デビューミニアルバムは80年代のサウンド感、ディスコファンクやダンスミュージックを現代風にアレンジした曲が多いんです。なので、ディスコ世代はもちろん、同年代やたくさんの方に聴いて欲しい自信作となっています。そして、何と言っても私のライブ、パフォーマンスを是非観て欲しいです! 私が影響を受けてきたアーティストは皆、楽曲はもちろん、ライブパフォーマンスが素晴らしいんです。これから私も、自分自身が目指す、人の心に爪跡を残せるアーティストになれるような音楽を創ったり、ライブ活動をして、もっともっと全力で突っ走っていきたいなと思っていますので、応援よろしくお願いします!」
トップキッズダンサー時代を経て、覚醒する注目のシンガー「Meik」17歳の素顔とは
11月に行われた通算3度目となるソロワンマンライブ


取材・文/日野綾

▼「恋するハートショット」情報

iTunes:https://itunes.apple.com/jp/album/koisuru-heart-shot-single/1324454260

▼ミニアルバム「Make It Happen」情報
【初回限定盤】

収録楽曲
1. LOVE 〜愛はディスコ〜
2. Let It Spin
3. パーディーガールズ
4. 恋するハートショット
5. Kotori
6. 今夜はメイク・ミー・ラブ・ユー
7. Let’s Go (Bonus Track)

iTunes:https://itunes.apple.com/jp/album/make-it-happen/1258104538
amazon:http://amzn.asia/g2t8yhO

【通常盤】

収録楽曲 (全7曲)
1. LOVE 〜愛はディスコ〜
2. Let It Spin
3. パーディーガールズ
4. 恋するハートショット
5. Kotori
6. 今夜はメイク・ミー・ラブ・ユー
7. In Da World (Bonus Track)

iTunes:https://itunes.apple.com/jp/album/make-it-happen/1258094711
amazon:http://amzn.asia/8dnBQGH