ONE☆DRAFT 最新作『ENDRUN』リリース 全力投球の積み重ねが切り拓く未来/インタビュー1

 
ONE☆DRAFT 最新作『ENDRUN』リリース 全力投球の積み重ねが切り拓く未来/インタビュー1

■ONE☆DRAFT/8thアルバム『ENDRUN』インタビュー(1/3)

デビュー10周年をベストアルバムのリリース、精力的なライブ活動によって盛り上げてきたONE☆DRAFTが、8枚目のオリジナルアルバム『ENDRUN』を完成させた。新しいアプローチを多数盛り込みつつ、彼らの王道とも言うべき作風も鮮やかに発揮している1枚だ。帝京高校野球部出身であり、甲子園出場を果たした(※高校2年時に帝京高校は甲子園出場。ただし、彼らはまだスタンド応援であった)仲間同士でもあるLANCE(MC,Vocal)、RYO(Vocal)、MAKKI(DJ)の固い絆、音楽に対する情熱から生まれている各曲の切れ味が素晴らしい。“ガチうたキング”とも呼ばれている彼らの魅力が、さらに幅広いリスナーに伝わると思う。制作エピソード、今作に込めた想いについて、この3人に語ってもらった。
(取材・文/田中大)

勝ち続けなきゃいけないし、何よりも自分たちに負けちゃいけない

――どんな想いを抱きながら今作の制作に向かっていきました?

LANCE:デビューして10年経ちましたけど、今までも毎年やれることをやり切ってきたので、“10周年だ!”みたいなのはそんなになかったんです。でも、このタイミングだからこそできることはいろいろやれて、充実はしていたんですよね。そんな中、今回のアルバムを作ったわけですけど、この3人の原点にある高校野球のことをすごく考えました。限られたあの3年間は、その中で“どこまで実力を伸ばせるか?”という結果によって、卒業して以降のことが決まったんですよ。人によってはプロになったり、社会人野球に行ったり、大学に行ったり、野球やめたりとか。今、改めてそれに近いものが欲しいということを思いました。“売れる”とか“広がる”っていうことの手前にある“続ける”っていうことの火は絶やさずにやれているので、そういう中での“俺ららしさって何なんだろう?”って。

――それで思い浮かんだONE☆DRAFTらしさとは?

LANCE:“これで終わっちゃうんじゃないか?”っていうような危機感を覚える感じが、僕ららしさなのかなと。ライブとかでも“すごい勢いでやってるけど、この人たち、このまま燃え尽きちゃうんじゃないかな?”っていうのがあると思うので。

――その感じ、たしかにあります。

LANCE:ですよね?(笑)。そういう原点にあるものを今回のアルバムで改めて出したいと思いました。タイトルが『ENDRUN』ですけど、野球用語の「エンドラン(HIT-AND-RUNの略)」がもとになっています。「エンドラン」のサインが出ると、どんなボールが来ようがバッターはバットにボールを当てなきゃいけないんです。つまり後がないんですよね。だから“AND”を“END”に変えたギャグみたいなもんです(笑)。でも、こういうギリギリの気持ちって1枚目のアルバムの頃からありましたし、「これが最後かもしれない」っていう気持ちの積み重ねが未来への奥行きに繋がり続けたら、毎回、濃い活動ができるんだろうなと思います。
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LANCE

――おっしゃる通り、ONE☆DRAFTって、限界ギリギリまで出し切る全力投球の積み重ねと共に歩んできたんですよね。

LANCE:はい。だから声が嗄れたりしても、毎回やり切りたいなと思っています。勝ち続けなきゃいけないし、何よりも自分たちに負けちゃいけないんですよね。そんな気持ちを持ちながらこのアルバムを作っていったんですけど、熱を込め過ぎたのか、自分も40℃くらいの熱が出まして。なんか赤ちゃんしかかからないウィルスにかかったらしく(笑)。そういうのがあって、発売日を延期したり、アルバムがリリースされてない中でインストアをやったり、ツアーで新曲を歌うという形でみんなに甘えさせてもらったんですけど。そういうのも、“ちゃんとやれてるか?”っていうのを自分に問いかけることに繋がりましたね。

――なるほど。MAKKIさんは、どんな想いを抱きながらこのアルバムを作りました?

MAKKI:みんなで話し合った中で、“今までにやってなかったアプローチもしたいよね”ということになったんです。新しいことも形にしていった制作だったので、“ONE☆DRAFTは、こういう可能性も秘めてたんだな”ということも感じることができました。尖ったことをしてもONE☆DRAFTになるっていうのも思いました。僕らは“こうじゃなきゃいけない”っていうのが昔からないんですよ。ロックだったり、R&Bだったり、ピアノのバラードだったり、いろんなことをやってきましたから。

RYO:ONE☆DRAFTって、ミクスチャーに近いよね?

MAKKI:うん。そういうことだと思う。3人それぞれ、個人的にもいろんな音楽を聴いていますからね。
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RYO

――RYOさんは、どんなことを考えながらこのアルバムを作りました?

RYO:自分たちらしく新しいものを形にしていきたいと思っていました。そういう中でEDMとか、レゲエとかも、新しいアレンジャーさんやプロデューサーさんとかの力も借りてやることができたのが、このアルバムです。

――あらゆるサウンドがONE☆DRAFTらしく仕上がる理由って、何だと思います?

RYO:歌詞ですかね? あと、歌い方も大きいのかもしれないです。

MAKKI:例えば音がEDMだったとしても、“盛り上がる”っていうのがメインじゃなくて、ちゃんと前に出ているのは歌詞や歌。それがONE☆DRAFTなんだと思います。

――おっしゃる通り、歌詞や歌を通じて訴えかけてくるものが、すごく大きいグループですよね。例えば「作文用紙じゃ描けない」や「HERO」は、いろんな現実に揉まれてきた大人としての“夢”への向き合い方が伝わってくる曲でした。

LANCE:そこまで意識的に考えているわけでもないんですけど、やっぱり“夢”とか“希望”って、僕らにとって欠かせないワードなんです。“アルバムを作りたい”とか“ライブをやりたい”とか“こういうグッズを作りたい”っていうことも含めて、いつも夢だらけなんですよ。やりたいことがいつも何かしらあるので。目の前にあるいろんな夢の1つ1つが原動力になり続けてきたっていうことなんでしょうね。
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MAKKI

――高校の野球部で一緒だったこの3人が、今は野球じゃなくて音楽という夢を共有し合っている姿も、ONE☆DRAFTの説得力に繋がっているんだと思います。

LANCE:ありがとうございます。でも、野球だったら病気とか怪我をした人の代わりに誰かが試合に出ますけど、ONE☆DRAFTは、この3人でしかできないんですよね。僕、この前、病気をしてライブに出られなくて、MAKKIが代わりに歌ってくれたんですけど、MAKKIが歌っている動画が事務所の社長から送られてきたんです。40℃の熱で苦しみながらそれを観て泣きそうになりました。

MAKKI:寿命を削って歌いましたから。

LANCE:でも、MCになったら、「なんか歌うの楽しくなっちゃったあ。もうLANCE、帰ってこなくていいよ~」とかMAKKIが言ってたんですよ。さっきまで感じてた絆が、一気に切れた気がした瞬間でしたね(笑)。

MAKKI:そのMCは、ただの冗談だよ(笑)。

――インタビュー2へ



≪リリース情報≫
8th Album
『ENDRUN』
2017.12.20リリース
TKACA-74589


≪ツアー情報≫
【DREAMING TOUR vol.4】
2017年12月23日(土)石川・金沢AZ
2017年12月24日(日)大阪・アメリカ村 BIGCAT

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