東方神起 “ただいま”“おかえり”の約束を守り、前人未到の挑戦へ

東方神起 “ただいま”“おかえり”の約束を守り、前人未到の挑戦へ

昨年10月に復帰アルバム『FINE COLLECTION~Begin Again~』をリリースし、11月からは全17公演の5大ドームツアー『東方神起 LIVE TOUR 2017 ~Begin Again~』を開催。海外アーティスト史上初となる3度目の5大ドーム(札幌、東京、名古屋、京セラ、福岡)ツアーで78万人を動員し、約2年ぶりとなる活動を華々しく再開させた東方神起。ブランクによる衰えなどは一切なく、もはや“王者”の風格さえ漂う圧巻のパフォーマンスは、活動休止期間さえも表現者として成長し続けていた二人の姿をまざまざと見せつけるものだった。

“王者”に相応しい復活の場所は5大ドームツアー


東方神起 “ただいま”“おかえり”の約束を守り、前人未到の挑戦へ

12月21日の東京ドームは、ステージサイドから天井の際まで赤のペンライトを持った観客で埋め尽くされ、まさに超満員。その景色を見ただけで、「東方神起が帰って来たんだ」と熱いものが込み上げて来る。正面の特大ビジョンに映像が流れ、ついにステージの両翼のキューブの中からユンホ、チャンミンの二人が現れると、まさに割れんばかりの大歓声が沸き起こる。1曲目を飾ったのは、この前日にリリースされたばかりの復活第一弾シングル「Reboot」。最新のパフォーマンスで観客の心に一気に火をつける。続けざまに「ANDROID」「Humanoids」と激しいダンスナンバーを連打。ステージ上ですれ違う二人が交わすハイタッチ、客席の頭上を移動する不安定なステージの上でも乱れぬダンス、ビジョンに映る二人の精悍な表情、観客の息の合った掛け声……一つひとつの動き、瞬間が、この2年間、封じ込められていたものを解き放って行く。

東方神起 “ただいま”“おかえり”の約束を守り、前人未到の挑戦へ

「東京ドームの皆さん、こんばんは東方神起です」

二人揃って挨拶をし、それぞれ「僕はこの瞬間を楽しみにしていましたけど、皆さんもそうだよね? その期待以上に、素敵な思い出を作りたいと思います」(ユンホ)、「今まで経験したことがない、12月の一番熱い日にしたいと思う」(チャンミン)とライブへの意気込みを語る。そして、「One More Thing」「Superstar」「Chandelier」と披露。特に「Chandelier」で二人が“ただいま”というフレーズを口にしたときは、活動休止を前にこの曲を聞いて、“おかえり”と言える日の遠さを思って胸が苦しくなったときのことと、今、目の前で同じを歌ってくれている二人を見ていられる幸せが相まって涙が溢れた。
東方神起 “ただいま”“おかえり”の約束を守り、前人未到の挑戦へ

東方神起 “ただいま”“おかえり”の約束を守り、前人未到の挑戦へ

二人が客席の頭上を飛んでメインステージからアリーナ席の中央にあるステージへ移動した「B.U.T (BE-AU-TY)」、プロペラのように回転する長いステージ上で、ダンサーとともに一列に並んで踊った「Spinning」、メインステージのビジョンの中央から登場し、背景の映像と二人が一枚の絵のようにも見えた「シアワセ色の花」など、中盤は1曲ごとにその曲に合った仕掛けや演出を施し、次々とこれまでの名曲を網羅して行く。

2年前にファンと交わした約束を……


東方神起 “ただいま”“おかえり”の約束を守り、前人未到の挑戦へ

「東京のみんな、ただいま!」「おかえり!」

今回のツアーを準備する段階から二人がこのタイミングで言いたいと思っていた挨拶をファンと交わすと、会場全体が温かな空気に包まれて行く。二人のいない2年間のファンの心情をそのまま言葉にしたような「逢いたくて逢いたくてたまらない」では、トロッコに乗って客席の間を巡り、「Duet(winter ver.)」「White」のメドレーでは、ワイヤーで吊られた二人が最上階の客席近くまで上昇して歌うという演出も。広いドーム会場であっても、少しでも近くで、待っていてくれたファンにその感謝を伝えたいという二人の気持ちが感じられた。
東方神起 “ただいま”“おかえり”の約束を守り、前人未到の挑戦へ

多様なライティングとフォーメーションダンスで魅せる「Catch Me -If you wanna-」に、ダンサー、バンドメンバーの紹介と経て、ついにライブは後半戦へ。「Easy Mind」から始まるメドレーでは、アリーナ席の外周を移動型のステージに乗って周りながら、客席と近い距離でコミカルな動きや表情も見せて楽しませる。しかし一転、「Bolero」では雰囲気をガラリと変え、閉じ込めていた思いがあふれ出すような情景をその歌声で表現。圧倒的なボーカル力を見せつける。そんな中で迎えた本編ラストは「Why? (Keep Your Head Down)」。イントロにともにセンターステージに向かう花道を、前を見据えて歩く二人――その姿からは何か強い覚悟のようなものが見えた気がした。観ているこちらが息を呑んでしまうくらいの気迫あふれるパフォーマンスは、メインステージに掲げられた巨大な鳳凰のオブジェとも重なり、“王者・東方神起、ここに在り”という印象を強く刻んだ。

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