そう言われて於一は「おなごにあるまじき」と複雑な顔をするが、斉彬としては「これからは時勢が動く」から、女性のあり方も変わっていくと考え、彼女のような女性が必要だと思っているのだ。
見ているほうとしても、華やかな於一はとても魅力的に映る。
中園は、「わたし失敗しないんで」と「群れを嫌い、権威を嫌い、束縛を嫌い、専門医のライセンスと叩き上げのスキルだけ」を武器にして生きる主人公・ドクターXこと大門未知子をはじめとして、派遣社員の矜持をもって生きるヒロイン(「ハケンの品格」)や、手練手管で、お金持ちの男性と結婚しようと血道をあげるヒロイン(「やまとなでしこ」)などを書いて、女性視聴者から支持されてきた作家なので、於一を書いていて楽しいのではないだろうか。
最初の嫁
祖父、父と、立て続けに人が死ぬと、須賀が、2人入ったら3人目をほしがるので、墓に人形を埋めなくてはいけないと言う。祖母きみ(水野久美)はそんなことは迷信だと言って聞く耳をもたなかったが、結局、満佐が3人めとして亡くなってしまった。人形を入れておけば、お母さん、死なずに済んだだろうか・・・。
というか、愛嬌はないし、家事もとりたててうまいわけでもない須賀が、こんなことだけ熱く語るところが、
>世話物より、時代がダイナミックに動いていくドラマをやっぱり見たい・・・かも。 個人的にはそういう展開は見飽きているので、家族の視点から幕末の英雄を描く、という話が見たいです。
明治維新の話は男が表舞台で活躍する話がおおいので内側から支える家族目線の話があってもいい。
もう江戸編になるの?