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テロリズムの定義とは?テキサス連続爆弾事件で再燃した議論

テロリズムの定義とは?テキサス連続爆弾事件で再燃した議論

アメリカのミレニアル世代が「新しい情報をアップデートする」という意味で使う「Woke」をタイトルの一部に組み込んだ本コラムでは、ミレニアル世代に知ってもらいたいこと、議論してもらいたいことなどをテーマに選び、国内外の様々なニュースを紹介する。今回は「テロリズム」という言葉の定義について考えてみたい。無差別乱射が相次ぐアメリカでは今月、テキサス州オースティンを中心に小包爆弾が爆発する事件が相次ぎ、8人が死傷している。警察の追跡中に車の中で自爆した容疑者は、23歳の白人男性で、遺品のスマートフォンには犯行に至った経緯を説明する動画も残されていた。警察が死亡した容疑者を「テロリスト」と呼ばなかったことに、「イスラム教徒や黒人が同じ事件を起こしたとしても、テロとして扱われることは無かったのか」という声が噴出している。

8人が死傷した爆弾事件
容疑者に関する警察のコメントに賛否両論


気持ちの悪い事件であった。今月2日から20日にかけて、米南部テキサス州オースティン周辺で、5つの爆弾が爆発。最初の3つは小包を開いた瞬間に起爆装置が働くという仕掛けのもので、宛先が書かれたラベルが貼られた小包が民家の玄関ポーチに置かれていた。4つ目の爆弾にはトリップワイヤが用いられており、路上に置かれていた不審な箱に近づいた2人が爆発によって負傷している。20日未明にはオースティンから約130キロ離れたサンアントニオ近郊にあるフェデックスの配送センター内で、5つ目の爆弾が爆発。同じ日の午前6時過ぎにはオースティンにあるフェデックスの配送センター内で爆弾が発見されたが、爆発物処理班による解除作業が成功している。

一連の事件には仕掛け爆弾が用いられており、自宅ポーチに置かれた小包爆弾の被害に遭ったのが黒人やヒスパニック系であったことから、マイノリティを標的にした爆弾テロの可能性が早くから指摘されていた。捜査当局は防犯カメラの映像などから容疑者を特定。21日未明に容疑者の運転する車をオースティン近郊で停車させたが、拘束直前に車内で自爆し、容疑者が死亡する形で一連の爆弾事件は終焉を迎えた。

自爆した容疑者は23歳のオースティン郊外出身の白人男性で、信仰心の厚いキリスト教家庭のもとで育ち、約8カ月前に勤め先の会社を解雇されていた。容疑者は犯行を認める告白や爆弾に使用した部品の詳細について、自身の携帯電話に動画を残していたが、黒人やヒスパニック系を標的にした理由については言及していなかった。オースティン警察の捜査責任者は容疑者の告白動画について、「(精神的に)問題を抱えた若者の叫びであった」と発言。連続爆弾事件の容疑者を「テロリスト」として扱わない姿勢を示した。しかし、市民を標的にした連続爆弾事件によってコミュニティが恐怖に襲われたのは紛れもない事実であり、「なぜ彼はテロリストではないのか」という議論が浮上している。

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