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吉高由里子「正義のセ」家族相手の取調べの練習とはほほえましい、ベタも魅力で3話

ここ最近、マンガやドラマのような、いや、フィクションで描けば逆にベタすぎると言われそうなできごとがあいついでいる。たとえば、東大卒の弁護士にして医学博士という県知事が女子大生との援助交際を告発された一件など、まず設定からして、ドラマで書いたら「こんなやついるか!」とツッコまれそうである。

あるいは財務次官のセクハラ問題も、これがドラマなら、隠し録りした音声を突き出されたところで、敵役はすぐ降参して、事件解決となりそうなものだが、現実にそういう事態が起こってみれば、相手は録音されているのが自分の声かどうかわからないと主張するという、斜め上を行く展開を見せている。現実がこんな感じだと、事件物のドラマはなかなか厄介ではないか。そんなことを感じるきょうこのごろ。

とはいえ、ベタも突き詰めれば、案外面白くなるものだ。日本テレビで放送中の水曜ドラマ「正義のセ」(夜10時~)も、設定や人間関係などにどこか既視感を抱かせつつ、そこを逆に効果的に使って登場人物たちを生き生きと動かしている印象がある。
吉高由里子「正義のセ」家族相手の取調べの練習とはほほえましい、ベタも魅力で3話
イラスト/まつもとりえこ

家族がテーマだった第2話


前回のレビューで、このドラマについて「ホームドラマも志向しているようだ」と書いたが、先週放送の第2話でも本筋とはべつに、新米検事のヒロイン・竹村凛々子(吉高由里子)と家族のやりとりもしっかりと描かれた。凛々子は、検事生活2年目にして初めて殺人事件の被疑者の取調べを行なうことになり、その前夜、家族を相手に取調べの練習をする。いまどき、そんな仲のいい家族があるかい! とツッコミを入れたくなるベタさだが、凛々子相手に妹・温子(広瀬アリス)や父・浩市(生瀬勝久)が熱演で応えるさまはむしろほほえましい。...続きを読む

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ベストセラー作家・阿川佐和子の同名小説が原作。吉高由里子が演じる駆け出しの女性検事の、痛快お仕事ドラマ。

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