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RPA導入でルーチンワークはどこまで効率化できる? 全社導入したヒューマンHDに聞く

RPA導入で得られた効果とは?


――そういった状況下で貴社がRPAを全社導入はかったことは必然でしたね。
白井俊行(以下、白井) 2017年10月に事業会社のヒューマンリソシアがNTTデータの提供するRPAソリューション「WinActor」の販売を開始し、導入企業の運用担当者を育成する講座を開講したことからスタートしております。
政府はITの更なる活用を謳っており、RPAツールもその一環です。経営層から見ても、これから登場するITツールと向き合うことは大切です。特に、人口減少社会が到来するなか、業務の効率化や省力化が課題になっています。私どももルーチンワークを自動化し、業務の効率化を図る目的で、RPA導入を決定しました。私どもはRPAを、「エクセルのマクロを超えて24時間縦横無尽で働いてくれるミスのないアルバイト」ととらえています。
例えば営業部門であれば、新規開拓を行える職場環境にしていきたいと考え、できるだけ煩雑な事務処理業務から営業マンを開放しようとするでしょう。ここで誤解して欲しくないのは、ヒューマンホールディングスの社員を減らすことが目的ではなく、ルーチンワークから解放し、より活躍してもらう取り組みだということです。
RPA導入でルーチンワークはどこまで効率化できる? 全社導入したヒューマンHDに聞く
提供:ヒューマンリソシア

――効果も非常に大きいですね。
白井 ノウハウを持っているヒューマンリソシアがグループ全社に対してRPA導入に関する教育の機会を設け、必要に応じて導入支援、シナリオ作成支援を実施し、人事労務、経理、営業など27業務に適用を進めています。すでに人事労務関連では社員の勤怠未入力者の抽出・メール送信業務を自動化するなどトライアル稼働を進めてきました。18年4月から業務の洗い出しに着手し、年間4万1,000時間の削減を目指します。内訳では、事務企画関連で年間1万1,000時間、営業事務では年間3万時間です。

――社員はルーチンワークから解放され、イノベーションや新規開拓を創出する土台作りがこれでできましたね。
白井 たとえばマーケットリサーチや企画創出の担当者がルーチンワークに追われ、本来の業務をする時間がないという課題がありました。このような現場は、RPA導入で大きく変わっていくでしょう。これは企画だけではなくあらゆる部門に言えます。

――RPA導入により副次的効果もありましたか?
白井 BPR(ビジネスプロセス・リエンジニアリング)に代表されるように、RPA導入前に既存の業務内容やビジネスルールなどを俯瞰して全面的に見直し、再設計する取り組みができたことが副次的な効果です。これを一年がかりで行い、社員が付加価値を創造できる仕事に比重を移せるようにしたいと考えています。BPRは今後とも進めていきます。

――ところでなぜ今回、NTTデータとの協業だったのでしょうか。
岡本 さまざまなRPAツールを検討したところ、「WinActor」が国産ツールとして代表的で、操作画面が日本語で直感的に操作できることと、価格面でもリーズナブルであることから、選択しました。
ヒューマンリソシアは、ホワイトカラーの人材派遣を中心に行っていますが、このRPAツールは派遣スタッフの方に使っていただき、キャリアアップにつなげてもらいたいと考えています。


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