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山里亮太『天才はあきらめた』「偽りの天才」が吐露した南海キャンディーズの始まりの終わり

その考えが崩れるのが、笑い飯と千鳥との出会いだった。そのおもしろさに敗北感を覚えるも、すぐに行動のエネルギーに変えて酒席を設ける。どうしたらあんなネタができるのか、という直球の質問に、2組の答えは一致した。「自分が客席にいたとして、その自分が見て笑うものをやっているだけ」

当たり前というテンションで出されたその答えは、僕にとっては衝撃的だった。僕が考えているものには、いつだって自分はいなかった。お客さんは何を言ったら笑うのかばかり考えていた。(P.144)

同じ話を、山里亮太は『ボクらの時代』(2018年1月7日放送)で語っている。山里&父親&母親という異例の3人によるお正月SP。親孝行の話題から「こうやれば喜んでもらえるってのは、ずっとちっちゃいころから考えるようになってたの。人の顔色見てさ」と言う。

たぶん、昔から人に褒められるのをゴールに設定してるせいなんだよね。ホントに面白い人達って、そんなの関係なく自分のやりたいこと、面白いことを突き抜けてやってるから天才って言われるわけで、そこがちょっと今、こう……頭打ちというか……

「自分が楽しいこと」と「客が笑うこと」は必ずしもイコールではない。自分が楽しいことに没頭するほど、自分は天才ではない。

だが、『ボクらの時代』放送から1ヶ月後。「楽しさ」が突き抜ける瞬間が南海キャンディーズに訪れる。結成15年目にして始めて行われた単独ライブ『他力本願』だ。...続きを読む

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「山里亮太『天才はあきらめた』「偽りの天才」が吐露した南海キャンディーズの始まりの終わり」の みんなの反応 2
  • 匿名さん 通報

    お笑い芸人は裏を語るものじゃないと思う。程度の差はあっても売れる売れないに関係なく苦労を重ねている。同情で舞台に立ち続けることはできないし、それができればトニー谷は消えていない。

    2
  • 匿名さん 通報

    山ちゃん、いろいろあったんだねえ❗

    2
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