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ギリギリの安達祐実「健康で文化的な最低限度の生活」普通を意識するあまり、普通ができない人の苦しみ4話

柏木ハルコ原作、吉岡里帆主演のドラマ『健康で文化的な最低限度の生活』。新人ケースワーカーの目を通して、何かと悪いイメージがつきまとう生活保護の実態を描く。

先週放送された第4話の視聴率は5.5%。はっきり言って低視聴率なのだが、『ザテレビジョン』がSNSや独自調査を集計した「視聴熱」ランキングはけっして低くはない(2週続けてドラマ部門の5位)。

たしかにチャレンジングな企画だし、生活保護を真正面から描いているのでストレスフルな展開が多い。だけど、このドラマはもっと多くの人が見るべきものだと思う。なぜなら今の日本では、いつなんどき自分が生活保護を利用することになってしまうかわからないのだから。
ギリギリの安達祐実「健康で文化的な最低限度の生活」普通を意識するあまり、普通ができない人の苦しみ4話
イラスト/まつもとりえこ

「頑張りましょう」は呪いの言葉


第4話に登場したのはシングルマザーの岩佐朋美(安達祐実)と6歳の娘・咲(吉澤梨里花)。彼女を担当するのは、えみる(吉岡里帆)の同期の新人ケースワーカー・七条(山田裕貴)だ。

岩佐は1年前に夫のDVによって離婚。その後、生活保護を利用していたが、就労意欲は旺盛で受け答えもハキハキしている。七条もそんな岩佐のことを応援していた。

「きっとお子さんも、頑張っているお母さん、好きだと思います」
「最初のうちは大変ですけど、頑張りましょう」

岩佐は笑顔を浮かべてはいるものの、机の下では拳を握って何かをこらえている様子。七条が言葉を発したタイミングでBGMも不穏なものに変わっている。しかし、そのような演出がなかったとしても、岩佐と同じような境遇に身を置いたことがある人ならば、何気ない七条の言葉が相手を追い詰めるものだということが直感でわかるだろう。

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