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「検討大好きさん」「伝書鳩さん」生産性向上を阻害する「7つのあるある」から脱却を目指す損保ジャパン


テレワークを導入するとサボるのか?


――テレワーク反対論の人の話をうかがいますと「サボるのではないか」という意見がありました。
山本 普段からの所属長とのコミュニケーションが大事だと思います。当社ではテレワークを実施するにあたり、どこでどのような業務を行うかを所属長に事前に伝え、終わったことも報告もします。どこでなにをやっているか分からないと言うことはありません。
所属長からすると、目の前に部下がいないと不安だと思う気持ちもあるかもしれませんが、普段からのコミュニケーションにより、そのような心配は解決できるものと思います。

――管理職の理解は大事ですね。
山本 まずは管理職自らが実際にテレワークを実施しました。そのことにより、生産性の高い柔軟な働き方を実感し、管下職員がテレワークを実施することに対する抵抗感も軽減されたと思います。
その結果、2017年度は約3,000名がテレワークを実施しました。

――ところで、さきほどの「会社は7つのあるあるに取り憑かれている」と認めることは勇気がいると思います。
安部 先ほどのゼロベースの仕事の棚卸と3つの改革を断行していくうえでは、その阻害となっている悪しき慣習のようなものは文字にして社員全員が認識することが肝要だと思い、「小さな本社における働き方ハンドブック」を作成し、徹底しました。このハンドブックは本社での働き方を対象にしたものでしたが、9月からは全社員まで拡大したに「いきいきばいぶる」としてリニューアルし展開していきます。バイブルでは、チェックリストをもとにこのあるあるに陥っていないかと自身で気づけるような仕掛けも取り入れており、。実例に基づいて何が問題なのかも明らかにしていきます。これを職場全体で活用していくことでお互いの多様な価値観を理解・共有することで、よりよい職場に発展させていきたいと思っております。

――社員自身が自分の強みだけではなく弱みも同時に認めることも成長しますね。
山本 強みと弱みが分からないと、自身のパフォーマンスが向上しませんのでチェックリストに基づいて、自身を認識していくことが大事な一歩で成長につながります。

岩澤 当社では強みと弱みもしっかりと認識し、責め合うよりも認め合う風土があります。ネガティブにではなくポジティブにチェックしてほしいです。

安部 当社には「GPS(現場力パフォーマンス・スコア)」という、現場力をアンケート形式で採点する仕組みがあり、現場では職場の強み・弱みを理解し改善していく、本社は自部署の強み・弱みに加えて、全社的な取組みが浸透しているかを確認することができています。
そうすることで、自分たちの強み・弱み、改善すべき点をあらためて認識し、7つのあるあるからの脱却を図っていきたいと考えています。生きがいと働き方を変えるともっと人生は豊かになります。
人生の中で仕事をしている時間は長いので、楽しく働きやすくすることで、より芳醇に人生を過ごすことが可能です。空いた時間があれば、自己研鑽をすることもできますし、会社の成長やもっとよりよい働き方について、どうあるべきかとみんなで議論します。

――すごく民主的で、ボトムアップで決めるのですね。
岩澤 金融機関はトップダウンが多いイメージかもしれませんが、当社はボトムアップを大事にする文化があります。

――合併後、社風も変わったのでしょうか?
岩澤 合併しているからこそいいところをお互いに補完しているイメージがあります。

安部 これまでに複数の会社が合併してきたので、多様性を大事にしているともいえます。合併したことによってグッドクラッシュが起き、それぞれの文化を認め合うこととなりました。

――残業は削減できましたが、何か創造性は生まれましたか?
山本 昨年度の残業時間は約20%削減しましたが、今年度は個人の「強み」創出、価値創造を生み出す方向へ注力しているところです。各部門においてお客さまへのより良いサービスを提供できるよう全社一丸となって取組んでいます。

――会議の長さが残業を生むと思いますが、会議についてはいかがでしょうか。
岩澤 会議や打合せ時間には議題にもよると考えていますが、原則30分とするルールがあります。アジェンダは事前に共有するなど、色々な方法がありますが、昨年度すべての会議室にタイマーを配布しました。

――残業が減ったなかで、「社会人として学び」が必要になってきますがそのあたりは。
山本 「教育改革」は自己研鑽だけでなく、「教え合い・学び合い」を推進しています。社外ネットワークの構築や社外セミナーなどへの参加も推奨しています。さまざま場面で培ったことを職場での「教え合い、学び合い」にて、多様な意見が活かされる職場づくりを目指しています。
また、職場での勉強会や教え合いも推進しています。例えば、毎朝30分で専門知識を勉強したり、システムについて教え合ったり、英語の勉強会も行っている事例もあります。

――会社の方向性としては
安部 徹底してお客さまの立場で考え、次々とイノベーションが起こるような自由闊達な社風を持つ企業を目指しています。多彩な人材が多様性を認め合い、融合することで創造性を発揮し、社員がいきいきと働き、その「働きがい」「生きがい」が、会社を成長へと導いているような文化を醸成していきたいです。
(長井雄一朗)

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