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映画「若おかみは小学生!」高坂監督「この子だったら許せるなと思ってもらえるように」

映画「若おかみは小学生!」高坂監督「この子だったら許せるなと思ってもらえるように」
交通事故の怪我の療養も兼ねて、「春の屋」を訪れた木瀬文太と家族。「木瀬は、脚本の段階では『山本』という苗字だったのですが、(おっこの名字の)『関』の反対で『木瀬』という名前にしました」(高坂監督)

──木瀬は、非常に難しい役柄だと思うのですが、山寺宏一さんはさすがの名演でした。このキャスティングも高坂監督からのリクエストですか?

高坂 山寺さんに関しては音響監督の三間(雅文)さんからの提案だったのですが、本当に助かりました。すごく複雑でクセのあるキャラクターなので、仮に、あまり声優の経験が無い人だったら、指示が大変だったと思います。山寺さんは、最初にどういうキャラクターかを説明したら、もうそれだけで上手くやっていただきました。

──今作のキャストには、声優以外の役者やタレントも参加していますが、個人的にグローリー役のホラン千秋さんの芝居が非常に好印象でした。

高坂 僕自身、ホランさんの声が入ったことで、改めて「グローリーさんって、こういう人だったんだ」と気づかされたところもありました。それに、先ほども言いましたが、グローリーさんには未来のおっことしての裏設定もあったので、おっこの声質と少し似ているのも良かったです。
映画「若おかみは小学生!」高坂監督「この子だったら許せるなと思ってもらえるように」
スタイル抜群の美女で人気占い師のグローリー。失恋をきっかけにスランプに陥っていたが、おっことの出会いで自信を取り戻した。演じるホラン千秋は、このグローリー役が声優初挑戦

ラストの御神楽は、映画のストーリーと内容が重なっている


──おっこが神楽を舞いながら、両親やユーレイたちとお別れするラストシーンも素晴らしかったです。

高坂 最後は御神楽のシーンでということは早くから考えていて、それありきで(構成を)作ったところもありますね。あの御神楽は、この映画のストーリーと内容が重なっていて。村の子供を殺めた狼を、村人が追って山深くに入っていき、お互いに怪我をしてしまう。村人は、自然に湧いてるお湯で体を癒す狼を見て、矢を射ようとするのだけど、結局、矢を射ることはできず。自分も一緒に湯を浴びて体を治す。それを村に取り入れたのが、この温泉街の始まりであるという設定なんですよ。

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    「映画「若おかみは小学生!」高坂監督「この子だったら許せるなと思ってもらえるように」」の みんなの反応 1
    • 匿名さん 通報

      素晴らしい映画だった。両親の死を受け入れ、乗り越えていくおっこは健気で、久々に映画館で泣いてしまった。

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