
初回は新米刑事・斑目勉(中島健人)と大泥棒・煙鴉(遠藤憲一)によるバディものを期待させた。今回描くのはチームプレイの重要性。煙鴉や諸先輩に揉まれ、斑目は成長していく。
バディ(1話)からチームプレイ(2話)へ
大物の泥棒を捕まえた(第1話レビュー参照)ことで、精鋭が集う新設部署「13係」のメンバーに選ばれた斑目。しかし、13係の実体はお荷物刑事の寄せ集めだった。係長の鯨岡千里(稲森いずみ)は皆にあだ名を付けたのにすぐ忘れるし、皇子山隆俊(中村倫也)は変態で脚フェチだし、音大出身の小平美希(石橋杏奈)は張り込み中に突然オカリナを吹こうとする。
すっかりやる気を無くした斑目に人の道を説くのは煙鴉だ。
「お前のいる三課はチームプレイだ。手口を割り出す者、尾行する者、取り調べをする者。チームが一つにならないとホシは挙げられない。お前が今こうして休んでる間、お前のミスを取り返そうと働いてる奴がいる」
泥棒なのに正義感が強い煙鴉。13係の誰よりも刑事っぽいこと言っている。斑目よりも警察事情に詳しいし。
13係には斑目以外に7人の刑事がいる。おそらく今後、同僚が順繰りにフィーチャーされる。そして、1人ずつ斑目と仲を深める展開になるはず。今回は、過去何度も暴力沙汰を犯した勝手田利治(丸山智己)の番だ。
イマドキさとり世代の斑目は、初っ端から勝手田と揉めた。ノビ(住人が寝静まった家で盗みを働く忍び込み泥棒)の大物・大堂吾郎(笹野高史)の尾行を勝手田に指示された斑目はタクシーで追跡。しかし、手持ちのお金がなく、3000円分で尾行を切り上げてしまった。当然、勝手田は激昂する。