GACKT主宰の“楽”園祭エンターテインメント 「本気で遊び、本気で学ぶ」 不変のモットー/レポート

GACKT主宰の“楽”園祭エンターテインメント 「本気で遊び、本気で学ぶ」 不変のモットー/レポート

「3か月前の出来事です。学食でコーシーを飲んでいたら、女子性徒が『会長、会長! どんなアニメにハマるんですか?』」と尋ねられた、と語り出し、「日本のほとんどのアニメの制作会社を持ってるからさ~」というセレブならではの返答など、声色を変えながら再現劇をしてみせる会長。こういった一人芝居がこの後、各曲の前に繰り広げられていくことになるのだが、この時の一人対話劇は『東京喰種トーキョーグール』の主題歌「unravel」への前振りになっていた。「ファルセット縛りで行きたい」との言葉通り、まるで女性のような高らかな美声で歌唱していく会長。マイクスタンドを雄々しく握ったかと思えば、揺らめかせる手の指先は柔らかく美しい。「行くぜ~!」という掛け声だけは地声で、他はすべてファルセットで通し、息継ぎもセクシー。メンバーの演奏もハードで耽美。すべてにおいて“魅せる”1曲だった。

続く「HOT STEADY HIGH DESIRE,GO!!」は、曲タイトルから想像してみていただきたいのだが、4曲のごった煮。各曲のフリ付けを性徒へ面白おかしくレクチャーし、先輩ダンサーも加わり賑やかにパフォーマンス。具体的には、L'Arc~en~Cielの「READY STEADY GO」で始まり、すぐにLUNA SEAの「DESIRE」に切り替わると、その演奏に乗せてT.M.Revolutionの「HOT LIMIT」「HIGH PRESSURE」を織り込みながら、「READY STEADY GO」に戻る、というカオスとなっていた。会場は刻々と切り替わる曲に合わせて忙しく破廉恥ライトを振ったり、「ラヴ、会長」のアクションを交えたりしながら、一体感を作り出していた。

この後に控えていたのは、『進撃の巨人』主題歌「紅蓮の弓矢」。「今手に握っているのは巨人を倒すブレード。激しさの中で、愛する人の名を呼んでください。Say!と言ったら会長!(ハート)」などと会長はレクチャーし、「Aメロでは心を一つに統一して大地を揺るがしたい」とも。「普段のストレスをすべて足に込めながら蹴る、蹴る、蹴る! 右足を踏む!」とも指導した。

「Bメロでは恒例の『与作』です」とヘッドバンギングをしながら体を振る動作をユーモラスに伝え、「奇行種に襲われているかのように、君たちの愛する人を助けたいという想いで! 心の準備はよろしいか~!」と呼び掛けて、ついに披露。破廉恥ライトで真っ赤にフロアが染められる中、ピンスポットにメンバーは照らされて、荘厳なコーラスの後に激しい演奏と歌が炸裂。圧倒的な歌唱力と声量に気圧され、その世界に引き込まれていく。サビでは、スピーカーに足を乗せて歌う会長の姿が勇ましく見えた。

半袖白シャツに着替え、ダンサー陣に混ざりセンターに立った会長は、憧れのGACKTの「舞哈BABY!!-WooHa-」を披露。自ら手に破廉恥ライトを持って、太鼓のバチのようにキビキビと振り回しながら、歌い踊ってパフォーマンス。会場は沸きに沸いていた。

暗転の後、黒いファーのコートを性服の上に羽織った会長が一人佇み、時空は楽園祭前夜へ。「楽園祭前って大変だな~。なんで性徒会長ってこんな大変なんだろう……?」と問わず語りをする会長。「あ! また校門の前で待っている女の子がいる」と気付くと、避けて帰るべきかどうか迷った後、「どうしたんだい?」と問い掛けるのだった(※これら、すべて一人芝居である)。

「あの曲を歌ってほしい」という女の子のリクエストに応じる形で、届けたのはレミオロメンのあの名曲。会長を映し出すスクリーンには雪が舞い降り、「ほらみて、粉雪だよ」との言葉を機に曲がスタート。マイクスタンドを握り、遠ざけた体を激しく前のめりに振りながらイントロを終えると、Aメロの歌い出しからはしっとりと艶やかな声を響かせた。ファルセットでピュアさを滲ませたかと思えば、大サビでは力を込め直して渾身の熱唱。<空に返すから>と歌い終える最後の声を長く伸ばし、さらに注意を惹きつけると、静けさの中で歌い終えた。

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    エキサイトミュージックの記事をもっと見る 2018年11月6日の音楽記事
    「GACKT主宰の“楽”園祭エンターテインメント 「本気で遊び、本気で学ぶ」 不変のモットー/レポート」の みんなの反応 1
    • 大根炊いたん 通報

      他の会場の様子がわかる貴重な記事をありがとうございました。ちなみにXコピーのボーカルはTOSHIさん公認のSATOSHI先輩です。

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