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最終回「ブラックスキャンダル」山口紗弥加、安藤政信、松井玲奈、三者三様の狂気と異常な純愛世界

エンディングの笑顔を見て、全部わかった。純矢を手に入れられずとも、純矢との子どもは宿したい。計算通り行ったからこその笑み。8話で唯菜は亜梨沙に「一度抱かれたら、もっともっと忘れられなくなる!」と激昂したが、その通りなのだ。亜梨沙は静かに狂っている。

●阿久津唯菜
舌を噛み切られ、昏睡状態の純矢。彼の病室に現れたのは、赤いハイヒールを履いた唯菜だった。純矢に殺されたかと思いきや、まだ生きていた。彼女はベッドごと純矢を運び去り、どこかへ消えた。

唯菜の行動の解釈が一番難しい。いかようにもできる。
(1)意識を取り戻さない純矢の顔を撫でた唯菜は、まだ純矢を愛している。これから、唯菜は愛する純矢を独り占めして生きていく。死んだかのように生きる純矢を唯菜が連れ去り、これから成長する純矢の子種は亜梨沙が育てていくというエンディングだ。
(2)純矢を連れ去った唯菜は、愛する純矢と心中することを望んだ。
(3)自分を殺そうとした純矢への復讐でやって来た唯菜は、純矢を連れ去り、自らの手で純矢を殺めるつもりだ。
(4)すでに唯菜は死んでいる。向こうの世界から現世へやって来た唯菜。唯菜は純矢を迎えに来ていたのだ。

亜梨沙との関係性を考えると、(1)の線が最も近いと筆者は思っている。何にせよ、どれにしたってまともじゃない。唯菜の狂気に関しては、熱心な視聴者なら把握済みだろう。


筆者もこのドラマには、心に掻き傷を残された。モヤっとするし、胸のつかえが取れない。観ればいつも疲れてしまう作品だ。昨晩の最終回は、取り分けそうだった。
なのに、亜梨沙も唯菜も晴れやかな表情なのだ。彼女たちなりに純愛を貫き、彼女たちなりにハッピーエンドを迎えてる。狂人たちの世界だったのだ。
(寺西ジャジューカ)

木曜ドラマF『ブラックスキャンダル』
脚本:佐藤友治ほか
監督:長沼誠ほか
音楽:井筒昭雄
主題歌:「ドグマン」(ゲスの極み乙女。)
チーフプロデューサー:岡本浩一
プロデューサー:福田浩之、中間利彦、茂山佳則(AX-ON)、西紀州(AX-ON)
制作協力:AX-ON
制作著作:読売テレビ
※各話、放送後にHuluにて配信中

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    「最終回「ブラックスキャンダル」山口紗弥加、安藤政信、松井玲奈、三者三様の狂気と異常な純愛世界」の みんなの反応 2
    • 匿名さん 通報

      純矢の「君に決めた!」で爆笑した

      1
    • 匿名さん 通報

      「キズナメガネだぁ〜い好き」も霞むわ

      0
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