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映画「ボヘミアン・ラプソディ」が描かなかったリアルなQUEEN、代表曲の難解な歌詞に隠された意味

フレディの死因によって“劇的”とさえ評されがちな彼らだが、実のところ、活動期間中のQUEENはドラマ性とは無縁のバンドだった。だって、ロックミュージシャン然とした精神性を持ち合わせていないから。
「グラフィックデザインかファッションの仕事に就こう」とぼんやり考えイーリング・カレッジ(卒業生にピート・タウンゼントやロン・ウッドがいる)に入学、次第に音楽の世界に入り込んでいったフレディ。元は天文学者で、バンドに参加した当時は大学院で「惑星間ダストの動き」の研究をしていたブライアン・メイ。ロジャー・テイラーは歯科医から転身したドラマーだ。ジョン・ディーコンは科学を学ぶ学生だった。

では、何がQUEENをスターへ押し上げたのか? 元も子もないが、音楽である。QUEENのわかりやすさは、その“ポップさ”にある。
QUEENのやっていることは複雑だ(未聴の人は『QUEENII』収録の「The March Of The Black Queen」を体験してほしい)。複雑なものを簡単に見せる能力を彼らは持っている。曲展開だけではない。ブライアン・メイのギター・テクニックは数多いるギター小僧をはねのけたし、フレディの声には天賦の才があった。

精神性の欠如が、逆にQUEENの音楽性を際立たせている。手垢にまみれた表現で恥ずかしいが、彼らの音楽は間口が広くて奥が深い。

四面楚歌を打ち破った「LIVE AID」


今まで偉そうに語ってきた筆者だが、QUEENに初めて触れたのはベスト盤である。きっかけは、かの有名な『GREATEST HITS』。

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    「映画「ボヘミアン・ラプソディ」が描かなかったリアルなQUEEN、代表曲の難解な歌詞に隠された意味」の みんなの反応 3
    • 匿名さん 通報

      名曲「ボヘミアン・ラプソディー」の歌詞の意味はそう捉えるか、、、なかなかどうしていいコラムだった。

      4
    • 通報

      「ボヘミアン・ラプソディー」の歌詞はフレディーの同性愛の初体験を歌ってると思う。”Killed a man” とは「人」ではなく「男」を殺したと解釈する。

      0
    • 匿名さん 通報

      「ボヘミアン・ラプソディー」単純な人殺しの話ではない。その殺した相手の描写がほとんどなく、内面の暴走が描かれる。自殺の歌だと思った。

      0
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