第69回NHK紅白歌合戦が大成功のうちに終了した。第69回目にして、平成最後の紅白は、2018年にデビュー40周年を迎えた国民的ロックバンド・サザンオールスターズの演奏で大団円を迎えた。
この日は、オープニングに加え、北島三郎と北島兄弟による特別企画に出演したほか、Superflyの歌唱前にはトークで出演し今夏に出演した『ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2019』を振り返るなど、自身の歌唱出番以外でも大いに番組を盛り上げたサザンオールスターズ。
白組のトリを飾った嵐の後に、いよいよ平成という時代を締めくくるべく、番組最後の歌唱アーティストとして特別枠で出演。司会の内村光良、櫻井翔、広瀬すずとのトークで意気込みを語ったのち、まず1曲目に披露したのは1990年にリリースされたアルバム『稲村ジェーン』に収録されている名曲「希望の轍」。平成という時代の終わりに、次の時代に橋をかけるかのように桑田が熱唱し、会場はライブ会場さながらに湧き上がった。
続いて披露されたのは、サザンのデビュー曲であり、今なお、老若男女に愛され続けている大名曲「勝手にシンドバッド」だ。おなじみのサンバダンサーをはじめ、その日の紅白を賑やかしたダンサー・踊り子、総勢71名が集結し、サザンオールスターズの圧巻のパフォーマンスとともに2018年末を彩っていく。ステージ上には、全出演者が登場する奇跡のコラボレーションも実現。「いま何時?」「そうね、だいたいね」「ラララーララララーラーラー」のコールアンドレスポンスが会場の一体感を高め、祝祭的な雰囲気のままド派手に大団円を迎えた。
昭和、平成を駆け抜け、そしてさらに新たな時代へと、音楽に乗せて日本中に未来への希望を届けたパフォーマンス。40年間、第一線で活躍し続けているサザンオールスターズにしかなし得ない、圧倒的なステージで、平成最後の紅白歌合戦を締めくくる形となった。
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