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竹内結子「スキャンダル専門弁護士 QUEEN」SMAP公開謝罪がこうだったら良かったのに!1話

「なんか腹立つ~」

『QUEEN』は竹内結子の単独ヒロインものかと思いきや、水川あさみとの純然たるバディ(相棒)ものだった。上記の会話のとおり、ふたりは抜群に息の合ったところを見せている。2人の活躍がなければ事件も解決しない。

法律事務所のボンボンの副社長・鈴木を演じるバカリズムが出演だけでなく“キャラクター監修”を務めているのがミソ。日本では聞き慣れないポジションだが、バカリズム自身は「法律事務所内でのちょっとしたやり取りが笑えるように手を加えたりしました。緩急の“緩”の部分。観てる方は、どこをどうしてるか意外と気付かないはず」と語っている(お笑いナタリー 1月9日)。氷見と与田のバディ感、真野(斉藤由貴)も含めた女3人のシスターフッド感(最後、小包を開けるところでは抱き合っていた)は、高い評価を得たバカリズムの脚本作『架空OL日記』の延長と言えるだろう。

演出に関しては、トリッキーさはなく、落ち着いた印象。画角へのこだわりと抑え気味の色調、服装や小道具に凝ることで、画面に格調と奥行きを与えていた。杏里がガード下でスマホを見る場面で頭の上にSNSのコメントが流れる場面は、炎上中の圧迫感がよく出ていてさすが。

舞台となったミナトテレビは明らかにフジテレビ。余談だが、フジテレビで「ミナト」といえば、『とんねるずのみなさんのおかげです』での木梨憲武のモノマネで有名になった港浩一プロデューサーを思い出す人もいるかもしれないが、港氏は現在フジテレビを退社して共同テレビの社長に就任している。同社は視聴率がふるわないフジテレビを尻目に、テレ東『孤独のグルメ』、NHK『チコちゃんに叱られる!』などのヒットを連発。なんとなく皮肉めいたネーミングだと感じた。なお、本作の制作著作も共同テレビである。

本日放送の第2話では大手広告代理店のクリエイティブディレクターによるセクハラ問題が取り上げられる。いいぞもっとやれ。今夜10時から。
(大山くまお)

「スキャンダル専門弁護士 QUEEN」
脚本:倉光泰子、三浦駿斗
音楽:SOIL&"PIMP"SESSIONS、田熊理秀、ハセガワダイスケ
主題歌: YUKI「やたらとシンクロニシティ」(エピックレコードジャパン)
プロデュース:貸川聡子(共同テレビ)、櫻井雄一(ソケット)
演出:関和亮、横尾初喜、山岸聖太、戸塚寛人
制作著作:共同テレビ
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