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「いだてん〜東京オリムピック噺〜」少年時代の金栗四三は夏目漱石と会っていたのか2話

・明治38(1905)年、四三・14歳(演じるのはここから中村勘九郎に)。兄たちが父を死に際に説得してくれたおかげで中学に進学。海軍兵学校をめざし、恩師の五条先生(姜尚中)から教えられた冷水浴で体を鍛える。が、中学4年生で受験するも視力検査で落とされてしまう。絶望していたところ、医者の娘の春野スヤ(綾瀬はるか)と再会し、励まされる。その後、中学の親友の美川(勝地涼)が東京高等師範学校を受けると聞かされる。そこは嘉納治五郎が校長を務める学校だった。それを知るや、彼も高等師範をめざすことに。

こうして振り返ると、それぞれのエピソードを1話に仕立てれば、そのまま1〜2ヵ月はドラマが持ってしまいそうだ。もし、主人公が一人であればそうなっただろう。しかし今回のドラマは主人公が二人(金栗四三と田畑政治)、しかも嘉納治五郎や古今亭志ん生など主要人物も多いうえ、何といってもスピードが命の「いだてん」だけに物語も飛ばす飛ばす。四三の物語の合間には、彼の一つ年上の志ん生(ビートたけし)の生い立ちも描かれ、若き日の志ん生……美濃部孝蔵青年(森山未來)がのちの師匠・橘家円喬(松尾スズキ)の落語と出会うところまで一気に語り切った。

「口ひげの青年」は夏目漱石だったのか?


物語の展開は早いが、一つひとつの話はディテール豊かに描かれていた。たとえば、金栗父子が第五高等学校(五高。ドラマで四三の母親・シエを演じた宮崎美子の母校・熊本大学のルーツである)へ出かけるくだりでは、西南戦争の激戦地である田原坂を通りかかったところで、かつて父・信彦が同戦争で政府軍の兵士から伝家の宝刀を守り抜いたという話も出てきた。大河ドラマの前作「西郷どん」との思わぬリンクだ。

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「「いだてん〜東京オリムピック噺〜」少年時代の金栗四三は夏目漱石と会っていたのか2話」の みんなの反応 8
  • 匿名さん 通報

    面白いと思います。小気味いいリズムのある展開に引き込まれます。見ていて飽きません。

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  • 匿名さん 通報

    「いだてん」は「あまちゃん」よりも夏目漱石を描ききった「吾輩は主婦である」とリンクしてると感じた。サブタイトルにも仕掛けがあるのかも。最終回まで全部録画するわ。

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  • 匿名さん 通報

    >堕落した日々をすごしていた志ん生。あげく吉原の遊郭で遊んだカネを踏み倒そうとするのだから、どうしようもない。 若き日の破天荒なキャラクターですね。

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  • 匿名さん 通報

    >NHKの朝ドラ「あさが来た」(2015〜16年)でも、自転車が女性の社会進出を象徴するモチーフとして使われていたのを思い出す。  なんだか、懐かしい気がします❗

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  • な、夏目漱石なんて…。 通報

    夏目漱石なんて、志賀直哉とか、菊池寛とか、芥川龍之介とか寄せ集めて小説を「書け、書け」女々しい男でしょ。だから大衆ウケする。前者の二人も、夏目をめっちゃ嫌ってたそうです。

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