連続テレビ小説「なつぞら」
◯NHK総合 月~土 朝8時~、再放送 午後0時45分~
◯BSプレミアム 月~土 あさ7時30分~ 再放送 午後11時30分~
◯1週間まとめ放送 土曜9時30分~

第1週「なつよ、ここが十勝だ」 演出 木村隆文
「なつぞら」3話。なつの搾乳。空!牛!十勝に行きたい!

連続テレビ小説 なつぞら Part1 (NHKドラマ・ガイド)

第3回(4月3日・水)視聴記録


第2回は20.9%(ビデオリサーチ調べ 関東地区)とちょっと下がった。
「おはよう日本関東版」の高瀬耕造アナは「ラーメンから牛乳へ、いま気持ちを移行しているところ」と紹介。
「見てますよ」と檜山靖洋アナが和久田麻由子アナよりはライトなあしらい芸。

アナウンサーの方々も、早朝から番組のお仕事をしながら、朝ドラは見ないといけない、公式サイトのブログもときどき書かないといけないと大変だなあと思う。

柴田家に住まわせてもらう代わりに、酪農を手伝うことになり、夜明け(朝4時)と共に働きはじめるなつ。とはいえ、ことは簡単ではなく、一から学ばないといけない。まずは牛に親しむことが大事で、なつは牛に積極的に話しかける。

なつ「私は乳を出せないから力を出さないと」
菊介「こどもの冗談とは思えんべさ」

認めてもらうために、なつは必死だ。
牛をそっとなでなでしているところにはじんわりした。


がんばり過ぎて食べながら寝てしまう。「おにいちゃん!」と寝言まで。
そのがんばりが認められ晴れて搾乳をやらせてもらえた。
これまでみんなの仕事ぶりを見学してきたので、その記憶に頼るとうまくできた。
「なっちゃんはほんとうに俺たちの仕事をよく見てたんだな」と菊介が感心する。
この観察眼こそが、後になつがアニメーターになったとき力になるのだと思う。
アニメーターに限らず絵を描く人は“もの”や“ひと”をよく見るものだから。

なつはすぐ泰樹に認められはじめたが、剛男と照男はこの家で肩身が狭そうだ。けっして彼らが劣っているわけではなく、身内だし男同士だし、どうしても厳しく見られてしまうのかもしれない。

働き手として認められてきたとはいえ、学校には行ってないなつ。代わりに、ある日、泰樹の荷馬車に乗せられてどこかへ──。いったいなつはどこに連れていかれるのか。
なつは学校に行くことができるのか……。
「なつぞら」3話。なつの搾乳。空!牛!十勝に行きたい!
牛!

十勝に行きたい!


「なつぞら」3話まで見て、北海道、それも「なつぞら」の舞台になっている十勝に行きたいと思った人も多いと思う。あの空の広さを見たら、あの下に行きたくなる。私はすでに昨年行ってしまった。
札幌に仕事で行ったついでに立ち寄ろうと考えたのだ。とはいえ、あの牧場に自力で行くことは不可能。そもそも、あの牧場は二箇所のロケ地とスタジオを組み合わせているという。
そこは諦めて、せめて「なつぞら」の空気を感じたい。日高山脈のある十勝の空気を感じたい。と思って出かけたが、北海道は広い。札幌から帯広まで行くには東京から大阪に行くくらいの時間がかかる。
つまりお金もかる。帯広に着いてからネット予約すると運賃が最大半額くらいになることを知ってショックを受けた。
ふらっと当日駅できっぷを買ってしまったのだ。そんなことみんな知っているのかもしれないが、もし、「なつぞら」を見て、ふらっと十勝方面に旅しようと思った人がいたら、「えきねっとトクだ値」の会員になってネット予約すべき。ただしクレジットカードが必要のようなのでご注意を。
帯広には宿がたくさんあるので、その点は心配ないが、十勝は広く、歩いて回ることは不可能。綿密に計画を立てていくべし。
NHKドラマガイド「なつぞら」Part1(NHK出版)では、十勝の紹介ページが充実。
帯広駅近辺の散策からちょっと足を伸ばした観光地が紹介されている。まずそこを参考にして、さらに旅の予定を広げたい。わたしは今度行くときはばんえい十勝という競馬場に行ってみたい。うまがそりを引いて競うそうだ。情報だけでもわくわくする。
「なつぞら」3話。なつの搾乳。空!牛!十勝に行きたい!
4話に登場する菓子店「雪月」のモチーフのひとつである地元の名店「柳月」のものすごく豊富な商品群のひとつ・ばんえい十勝チョコレート。馬蹄形のチョコ。馬蹄は幸運の印とも言われるのでお土産にもぴったり

第一週 あらすじ


どこまでも続く草原の丘で、北海道・十勝の風景を描く奥原なつ(広瀬すず)。昭和21 年初夏、なつ(粟野咲莉)は9 歳の時、亡き父の戦友だった柴田剛男(藤木直人)に引き取られて十勝にやってきた。妻・富士子(松嶋菜々子)は我が子としてなつを受け入れようする一方、富士子の父でガンコ者の泰樹(草刈正雄)は働き手にもならないとなつに冷たくあたる。しかし、子供ながらにここで生きると覚悟を決めたなつは、牛馬の世話や乳搾りを必死に手伝い、次第に泰樹の心を溶かしていく。


登場人物とキャスト 登場順


奥原なつ 広瀬すず 幼少期 粟野咲莉…主人公。戦争で父母を亡くす。
佐々岡信哉 工藤阿須加 幼少期 三谷麟太郎…空襲のとき、なつを助ける。
柴田剛男 藤木直人…柴田家の婿養子。なつの父の戦友。なつを十勝に連れて来た。
        妻を「ふじこちゃん」と呼ぶときがある。
柴田富士子 松嶋菜々子…剛男の妻。開拓で苦労している。
柴田照男 幼少期 岡島遼太郎…柴田家長男。搾乳をさせてもらえず、薪割りを頑張っている。
柴田夕見子 幼少期 荒川梨杏…柴田家長女。勉強が好き。
柴田明美 幼少期 吉田萌果…柴田家次女。
柴田泰樹 草刈正雄…柴田家当主。頑固者。
奥原咲太郎 幼少期 渡邉蒼…なつの兄。
奥原千遥 幼少期 田中乃愛…なつの妹。

2話
焼け跡にいたおばあさん北林早苗…情にほだされなつたちに食べ物を分ける。演じているのは朝ドラ第1作め「娘と私」の娘・麻里の少女時代役を演じた。
戸村悠吉小林隆…柴田牧場で働いている。
戸村菊介音尾琢真…悠吉の息子。嫁募集中。


脚本:大森寿美男
演出:木村隆文 田中正ほか
音楽:橋本由香利
キャスト:広瀬すず 松嶋菜々子 藤木直人 岡田将生 比嘉愛未 工藤阿須加 吉沢亮 安田顕 仙道敦子 音尾琢真 戸次重幸 山口智子 柄本佑 小林綾子 高畑淳子 草刈正雄ほか
語り:内村光良
主題歌:スピッツ「優しいあの子」
題字:刈谷仁美
タイトルバック:刈谷仁美  舘野仁美 藤野真里 秋山健太郎 今泉ひろみ 泉津井陽一
アニメーション時代考証:小田部羊一 
アニメーション監修:舘野仁美
アニメーション制作:ササユリ 東映アニメーション

制作統括:磯智明 福岡利武
(木俣冬)