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萩原健一、倉本聰、室田日出男…不祥事、対立、病…大河ドラマ降板の歴史を検証。ピエール瀧のこの後に光は

NHKと決裂した6月のその日、倉本は局を出るとそのまま羽田空港に向かい、札幌行きの飛行機に乗った。その後、札幌市内の旅館に身を潜めながらも、10月27日放送の第43話「大政奉還」までは脚本を書いて郵送し続けた末、降板する。それから先、12月の最終回までは中沢昭二が代役を務めた。

一方の当事者である、演出陣の一人だった4番手の演出担当者は、倉本との対立を、後年次のように振り返っている。

《倉本氏はその自信から「勝海舟」は自分一人でつくっていくんだという思いがあり、一方我々は、一つのチームで、一つの組織でつくっていきたいという思いがあったのは事実です。脚本どおり映像化していくのが演出なのか、NHK制作の主体性・演出の主体性はどこにあるのか、ということです。/結局、倉本氏がスタッフに謝罪し、その代わり降板するという最悪の形となってしまいましたが、今思えば、当時皆若かったなあということです》(『NHK大河ドラマの歳月』)

前出の大原誠は、自身の経験から《倉本氏は徹底的に話し合うことのできる作家です。この話し合いの時間をおろそかにすると、演出者と倉本氏は常に対立します》と書き、《大河ドラマの演出者はブロック撮りのため、毎週毎週スタジオに入って収録しています。演出陣が極端に忙しかったことも事実でしょう。残念なことですが、徹底的な話し合いが欠けていたようでした》と指摘した(『NHK大河ドラマの歳月』)。

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    「萩原健一、倉本聰、室田日出男…不祥事、対立、病…大河ドラマ降板の歴史を検証。ピエール瀧のこの後に光は」の みんなの反応 2
    • 匿名さん 通報

      リバー・フェニックスの件はどうなる。

      1
    • 匿名さん 通報

      官兵衛のナレーションは不評で交代させられたんだよ

      0
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