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杉野遥亮「スカム」富裕層老人の明るい青春と若者たちの貧困のエグい格差、世間の視線えぐる2話

「老人は日本のガンだ」


「老人は日本のガンだ」

2話のラストに登場した神部(大谷亮平)が、ホワイトボードに大きく書いて誠実たち5人を見つめる。振り込め詐欺は悪いことだとわかっている誠実が、なぜ「俺の心は1mmも痛まない」と思うようになってしまうのか。それは神部や毒川の教育の賜物であることが、徐々に明らかになってきた。

毒川が連れて行ったドライブで、誠実たちは日本の格差を目の当たりにする。3,000万円の会員権を買って、ヨロヨロ歩きでゲートボールのようなゴルフをプレイする老人たち。実家が造園業を営んでいた来栖が「芝生張るのだってあの色保つのだって、すげえ金かかるんですよ」と言う。遊んでいる老人たちが、バブル時代に使える金を多く持っていただけでなく、今でも裕福であることを示唆する。

続いて向かうのはプール。映画『ウォーターボーイズ』(2001年)で使われていた楽曲「Can't Take My Eyes Off of You」っぽい曲がBGMに使われていたり、昔の夏曲のミュージックビデオよろしくプールに飛び込む老人たちが何度も逆再生されたり、水着の男女が仲良さそうに話していたり。これは「老人たちの青春」だと印象付ける演出がなされている。

一方で、暗い倉庫のような場所で、冷えて固まったご飯に少ないカレーを付けて食べる労働者たち。作業着はもちろん、頬も手も、耳の先まで黒ずんでいる。清宮には40〜50代に見えたが、実際は20〜30代の若者たちだった。

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    「杉野遥亮「スカム」富裕層老人の明るい青春と若者たちの貧困のエグい格差、世間の視線えぐる2話」の みんなの反応 1
    • 匿名さん 通報

      振込詐欺を肯定する反社記事。ドラマの問題意識が歪曲されている。こんな記事を載せるメディアの良識が問われる。

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