THE RAMPAGE 土台築いた2019年、16人が見据える未来「LDHの武器に」

THE RAMPAGE  土台築いた2019年、16人が見据える未来「LDHの武器に」

16人というLDH随一の大所帯と、その人数を活かしたダイナミックなパフォーマンスで人気爆発中のTHE RAMPAGE from EXILE TRIBE。2019年は初のアリーナツアーを成功させ、アーティストとしてステップアップを果たした。また、ボーカルの川村壱馬と吉野北人が現在公開中の映画『HiGH&LOW THE WORST』で主要キャストを演じるなど、メンバー各人の知名度も高まっている。

2ndアルバム『THE RIOT』のリード曲「Move The World」では、3人のボーカル、13人のパフォーマーの魅力を最大限に活かす振付をメンバー自身が手掛けている。このインタビューでは、神谷健太、与那嶺瑠唯、山本彰吾、浦川翔平という4人のパフォーマーを迎え、大人数グループながら個性が際立つTHE RAMPAGEの魅力と、16人が見据える未来を探った。

取材・文/坂本ゆかり
編集/田上知枝(エキサイトニュース編集部)


それぞれの個性を出しながら、歌詞を大事にして曲にアプローチ


――THE RAMPAGEは16人というLDH随一の大人数グループですが、THE RAMPAGEのパフォーマンスの特徴は何でしょう。

山本彰吾(以下、山本):軍団感ですね。ミュージックビデオでもよくやるのですが、ワンカットでダンスシーンを撮ると、16人なのでサビまで行けてしまうんです。「LA FIESTA」という曲の後半部分がわかりやすいと思います。人数が多い分、いろいろなフォーメーションや見せ方ができる。これは、THE RAMPAGEにしかできないかなと思います。

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LIKIYA

――とはいえ、16人でパフォーマンスをするのって大変ですよね。

与那嶺瑠唯(以下、与那嶺):そうですね。世界のダンスシーンから見ると、日本のダンスの特徴ってシンクロなんですよ。THE RAMPAGEも16人がシンクロするってところは気を遣っています。あとは、それぞれの個性を出しながら、歌詞を大事にして曲にアプローチすることも意識しています。

浦川翔平(以下、浦川):16人でも、埋もれるメンバーがいないのもTHE RAMPAGEならではですね。構成を作るとき、リーダーのLIKIYAさんがそういうところまで満遍なく気を配ってくれるんです。

――今年の夏も、フェスにたくさん出演されていましたが、軍団感あふれるTHE RAMPAGEのライブパフォーマンスに衝撃を受けて、ファンになる人も多いのではないでしょうか。自分たちのファン以外の前でパフォーマンスするときに意識していることは?

浦川:「自分たちを知らない人にも楽しんでもらえるように」ってことですね。タオルを振り回す曲を入れたり、なるべく広くちらばってオーディエンスとコミュニケーションしたり。

――セットリストもハードなものよりも楽しい曲を増やしたり?

神谷健太(以下、神谷):今年のフェスでは、同じセットリストはひとつもなかったんですよ! バンドが多く出るフェスにはロックな曲を入れたり、a-nationだったら最初はTHE RAMPAGEっぽい攻める曲をやって、後半は盛り上げる楽しい曲を入れてとか、客層に合わせて変えて。だから、今日と明日でセットリストがガラッと変わるので、何がなんだかわからなくなっちゃうこともあったんです(笑)。

THE RAMPAGE  土台築いた2019年、16人が見据える未来「LDHの武器に」

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RIKU

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神谷健太

――毎日セットリストが違うのは大変ですね! 今年の夏は、a-nation大阪公演、ヤンマースタジアム長居で初のスタジアムを経験しましたね。

与那嶺:とにかくデカかったです(笑)。夢に見ていた場所だから、みんなで気合いを入れて向かったのに、気付いたらすごく楽しんでいた僕らがいて。「THE RAMPAGEとしても、ここでライブができたらな」って思いながら踊っていました。

神谷:THE RAMPAGEはデビューする前に、EXILEや三代目J SOUL BROTHERSのバックダンサーとしてa-nationのステージに出させていただいていたんです。ステージの中央からせり上がってくる先輩たちの登場シーンを見て、「いつかは自分たちも!」って憧れていたから、その夢が叶うとあって、みんなで気合を入れて白いジャージで衣装を揃えて臨みました(笑)。

THE RAMPAGEの飲み会は、カラオケ、ダーツ、熱く語る組に分かれる?


――THE RAMPAGEは、LDHのさまざまなオーディションのファイナリストが集められて結成された実力のあるグループです。デビューは2017年ですが、この16人でTHE RAMPAGEが結成されたのは2015年。今年の9月に結成5周年を迎えました。メンバー全員で5周年のお祝いをしたそうですね。

神谷:予定していたわけじゃなくて、急に決めたんですよ。たまたま取材日で全員がそろっていたので。

与那嶺:16人もいると毎月誰かの誕生日があるので、誕生日の人を祝う集まりを毎月やっているんですけれど、最近は個別の仕事も増えたので、なかなか全員が集まるのが難しかったんです。だから、9月生まれの龍と、THE RAMPAGEの誕生会って感じで(笑)。久々に全員揃ったけど、「5周年おめでとー!」ってお祝いムードというより、「よし!」って来年に向けて気合を入れるというか、来年のアリーナツアーの決起集会みたいな感じでしたね。

山本:HIRO(EXILE HIRO)さんに「THE RAMPAGE、5周年を迎えました」ってメッセージを送ったんです。そこで「三代目JSBが来年10周年、EXILEが再来年20周年」って話になって、「10年、20年先を見なくちゃいけない。5年なんてまだまだだ」って思ったんです。だから、「来年のアリーナツアーを頑張ろう!」って気持ちの方が大きくなったんですよね、みんな。

THE RAMPAGE  土台築いた2019年、16人が見据える未来「LDHの武器に」
与那嶺瑠唯

THE RAMPAGE  土台築いた2019年、16人が見据える未来「LDHの武器に」
山本彰吾

THE RAMPAGE  土台築いた2019年、16人が見据える未来「LDHの武器に」
川村壱馬

――お祝いする前提でスケジュールを調整していたのかと思っていました。

山本:THE RAMPAGEは、けっこう“フッ軽”(フットワークが軽い)なんですよ。でも(神谷)健太は、必ず遅刻してくるんですよね……。

神谷:お風呂に入ってから行ったら、遅刻しました(笑)。逆にみんな早いんですよ。僕、沖縄出身なので、沖縄タイムだから。

与那嶺:僕も沖縄出身ですけれど、遅刻しませんよ! 1時間くらい平気で遅れてきますからね、健太は。

――(笑)。THE RAMPAGEの飲み会は、カラオケ、ダーツ、熱く語る組に分かれるって聞いたんですけれど。

浦川:な……、なんで知ってるんですか!(笑)

与那嶺:僕と(浦川)翔平がカラオケ組で、歌いたい曲をずっと歌っています。誰も聴いてくれないので、自己満足を追求して(笑)。

神谷:そう、周りはどうでもよくて、2人で楽しんでるだけ(笑)。

与那嶺:たまにTHE RAMPAGEの曲を入れると、パフォーマーたちがけっこう歌うので、それもまた楽しいですよ!

山本:このメンバーだと、(神谷)健太は陣さんとRIKUさんと語ってるよね。「俺は、俺は……」って語る“俺は組”。僕とLIKIYAさんは“シャンパン組”です。(藤原)樹とLIKIYAさんと僕は、常にお酒の近くにいます(笑)。

『THE RIOT』は“次に来る未来へ向けてのアルバム”


THE RAMPAGE  土台築いた2019年、16人が見据える未来「LDHの武器に」

――そんなTHE RAMPAGEの2ndアルバム『THE RIOT』が完成しました。今回は、音楽の幅が広がっていますね。

山本:そうですね。1stアルバム『THE RAMPAGE』では、ヒップホップを核にしたTHE RAMPAGEらしいカラーの曲が詰まっていました。でも、もっと広がるためには別の面も出さなきゃダメだということで、1stアルバム以降、いろいろなジャンルの音楽に挑戦していったんです。そうすることによって、デビューから応援してくださっていたコアなファンに加えて、家族連れや先輩たちのファンの方、今まで以上に広い層の方たちがライブに来てくださるようになって、アリーナツアーができるようになったんです。音楽の幅が広がるって、自分たちにとってもプラスだと思っています。

――振付けは、メンバー自身が手掛けているんですよね。リード曲「Move The World」のダンスは、どのように作り込んでいったのですか?

与那嶺:僕は、サビの部分を担当しました。「Move The World」って、“世界を移る”と“世界を変える”のダブルミーニングなんです。ラテン調の曲なのでレゲエダンスの要素を取り入れつつ、シンメトリーなフリを多く作って、2つの世界を表現。世界を移るTHE RAMPAGEと、世界を変えていくTHE RAMPAGEという2つを見せたいってことを主軸に考えました。

山本:僕は、Bメロ部分を担当。先に(与那嶺)瑠唯が作ったサビができていたのですが、サビのダンスが稀に見る激しさで(笑)。その激しいサビに行くまでには、おとなしいところが必要だと思って、Aメロを藤原樹、Bメロを僕が作りました。Bメロはトラックに広がるようなイメージがあったので、体を大きく振り回して、解放感というか広く見えるような振付にして。あとは、音のままシンプルに仕上げました。

与那嶺:アルバム『THE RIOT』も、“次に来る未来へ向けてのアルバム”というコンセプトなので、「Move The World」のミュージックビデオも“今のTHE RAMPAGEを今までのTHE RAMPAGEが表現する”って意味を込めて、過去のシングル曲やリード曲の振付を散りばめているんです。今回はボーカル3人もガッチリ踊っているので、そこも見どころになっていると思います。


全力で好き勝手やらせてもらいます(笑)


THE RAMPAGE  土台築いた2019年、16人が見据える未来「LDHの武器に」
吉野北人

THE RAMPAGE  土台築いた2019年、16人が見据える未来「LDHの武器に」
岩谷翔吾

THE RAMPAGE  土台築いた2019年、16人が見据える未来「LDHの武器に」
浦川翔平

――2020年2月から、2度目のアリーナツアーが始まります。今年の初アリーナツアーでは、LIKIYAさん、神谷さん、山本さん、浦川さん、鈴木さんがラップを披露したり、浦川さんはDMCワールドチャンピオンのDJ IZOHさんとDJコラボをしたり、パフォーマーの個性が見えるツアーでした。

浦川:ダンスだけじゃない、別の顔を見せたかったんです。僕はDJとラップをやりましたが、初めてでもTHE RAMPAGEを背負っているからには完全なものを見せなきゃと思って、たくさん練習しました(笑)。自分のミスでライブの流れが悪くなったら……っていう重圧、ワールドチャンピオンが隣にいるっていうプレッシャーもすごかったです(笑)。

――なぜDJをやることに?

浦川:親の影響で小学1年生からDJ をやっていたんですけれど、ダンスを始めてやめてしまったんです。2017年からまたやり始めて、どうせだったらステージでやりたくなって。プレッシャーはありましたが、すごい経験値になったので、これからも自分の武器にしていきたいですね。

――神谷さんと山本さんのラップはどうですか?

神谷:僕は昔から「マイクを持ちたい」って気持ちが強かったんです。ホールツアーでラップをするメンバーを見たら、自分にも「やりたい!」って気持ちがふつふつ沸いてきて。それでアリーナツアーからやらせてもらっているのですが、まだ赤ちゃんレベルで(笑)。頑張ってこれからもやっていきたいと思っています。

山本:ラップは楽しいです、うん、楽しいに尽きる! 僕は日本語ラップが好きで、リリックも4年くらい書き続けていたんです。LIKIYAさんが最初にライブでラップをやったのですが、僕も「やりたい!」って表明しました。自分のやりたいことをやらせてもらえるって、ありがたいですよね。全力で好き勝手やらせてもらいます(笑)。

――やりたいことは自己申告で?

山本:そうですね。ツアーの基本のテーマや構成はHIROさんやクリエイティブスタッフと僕らが一緒に決めるんですけれど、細かく落とし込む際には、自分たちが好きなことや、今流行ってるダンスを取り入れていって。急に「こうした方がいいんじゃない?」って当初のものから変わることもよくありますよ。

先輩と対峙して、後輩に対して襟を正す立場に


THE RAMPAGE  土台築いた2019年、16人が見据える未来「LDHの武器に」
藤原樹

THE RAMPAGE  土台築いた2019年、16人が見据える未来「LDHの武器に」
武知海青

THE RAMPAGE  土台築いた2019年、16人が見据える未来「LDHの武器に」
長谷川慎

――世間ではTHE RAMPAGEの人気が高まっていますが、当事者はどのように感じているのでしょう。

与那嶺:最近感じたのは、男の子が声をかけてくれることがすごく増えたってこと。アリーナツアーでも、男性ファンが増えているのを実感しました。でも、自分たちの人気が高まっているかどうかは、まだ走っている途中なのでよくわからないですね(笑)。

浦川:公開中の映画『HiGH&LOW THE WORST』にボーカルの川村壱馬、吉野北人、パフォーマーの龍、鈴木昂秀が出演しています。他にも個別の仕事が増えていて、それがTHE RAMPAGEに還元できることが多くなったからこそ、知ってもらえる人が多くなっているのは嬉しいことです。

――他のメンバーが、2019年を「次のステップにいくための土台が整った1年だった」と言っていました。「整った」と感じたのは、どんなことなのでしょう。

神谷:初のアリーナツアーは、大きな経験になりました。デビューしてからまだ3年ですが、でっかいステージに立つことは目標だったから、そこに向かってみんなが一致団結できました。それにアリーナツアーをやったことで、「この人はこういうことがやれるんだ」とか、「こういうスタイルなんだ」とか、16人が16人のことをもっと深く知ることができたのも大きかった。だからこそ口にしなくても、みんなが目指している方向がひとつになっていくのを感じることができたんです。今年は大きな経験をいっぱいさせてもらいましたね。

――その、「みんなが目指す方向」というのは?

神谷:大きなところだと、先輩方のようにアリーナからのステップアップ、ドームでのライブですね。でもまずは目の前にあるみんなの個人活動や、来年の『LDH PERFECT YEAR 2020』をしっかりやらないとという気持ちもあります。THE RAMPAGEとしてPERFECT YEARに参加するのは初めてなので、今の勢いとか若さを全面的に出して、LDHの爆弾というか、武器になれるように、しっかりやっていきたいと思っています。

――“若さ”といえば、今年は、『BATTLE OF TOKYO』(GENERATIONS、THE RAMPAGE、FANTASTICS、BALLISTIK BOYZのLDHの若手、Jr.EXILE世代によるプロジェクト)という大きな展開もありましたよね。

神谷:はい。先輩と対峙して、後輩に対して襟を正す立場になったのも、モノづくりに対する考え方が変わる要因になりました。

THE RAMPAGE  土台築いた2019年、16人が見据える未来「LDHの武器に」

THE RAMPAGE  土台築いた2019年、16人が見据える未来「LDHの武器に」
鈴木昂秀

THE RAMPAGE  土台築いた2019年、16人が見据える未来「LDHの武器に」
後藤拓麿

――いつの間にか、先輩になりましたね(笑)。

浦川:FANTASTICSもBALLISTIK BOYZも、メンバーたちはEXPG STUDIO(LDHの運営するスクール)で一緒に生徒として頑張ってきた仲間なので、後輩というより一緒に頑張ってきた仲間、そして一緒に頑張っていく仲間っていう意識なんです。『BATTLE OF TOKYO』というタイトルだけど、バトルというよりは一緒に高め合っていく仲間なんです。

――これからTHE RAMPAGEは、どんなグループになっていくべきでしょう。

神谷:仲が悪くならないように(笑)。

山本:それは、心配ないな(笑)。やっぱり、“国民的”って言われたいですよね。日本でアーティストとして活動しているからには、EXILEの「Rising Sun」のようなヒット曲で“日本を元気にする”ってことは夢ですね。日本の皆さんがTHE RAMPAGEを必要としてくれるようになれば、自ずと10年20年続くグループになれると思います。









ツアー情報


【THE RAMPAGE LIVE TOUR 2020“RMPG”】
2020年2月5日(水)6日(木)静岡・静岡エコパアリーナ
2020年2月23日(日・祝)24日(月・祝)三重・三重県営サンアリーナ
2020年2月27日(木)28日(金)東京・武蔵野の森 総合スポーツプラザ メインアリーナ
2020年3月14日(土)15日(日)宮城・宮城セキスイハイムスーパーアリーナ
2020年4月18日(土)19日(日)福井・サンドーム福井
2020年5月10日(日)新潟・朱鷺メッセ・新潟コンベンションセンター
◎詳細:http://ldh-liveschedule.jp/ldh-perfect-year-2020-the-rampage-live-tour-rmpg/

Profile
THE RAMPAGE from EXILE TRIBE(ザ・ランペイジ・フロム・エグザイル・トライブ)

2014年に開催されEXILE新メンバーが決定した「EXILE PERFORMER BATTLE AUDITION」、ボーカリストへの夢を持つ若者が集った「VOCAL BATTLE AUDITION 4」、世界の舞台での活躍を目指す若き精鋭が参加した「GLOBAL JAPAN CHALLENGE」、これら3つのオーディションを通じて選ばれた若き才能たちが集う16人組ダンス&ボーカルグループ。メンバーは、LIKIYA、陣、RIKU、神谷健太、与那嶺瑠唯、山本彰吾、川村壱馬、吉野北人、岩谷翔吾、浦川翔平、藤原樹、武知海青、長谷川慎、龍、鈴木昂秀、後藤拓麿。

「RAMPAGE=暴れ回る」と名付けられた本グループは、その名のごとくステージを踊り暴れるHIPHOPテイストのパフォーマンスが一番の魅力。

二度の武者修行を経て、2017年1月25日に1stシングル『Lightning』でメジャーデビューを果たした。


関連サイト
THE RAMPAGE from EXILE TRIBE オフィシャルサイト

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