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HISASHI|パンク精神溢れるアウトサイダーが受け継ぐhideのスピリット<GLAY特集>

       
こうったHISASHIのフットワークの軽さは、ベテランゆえに重鎮扱いを受けがちなGLAYをポップなフィールドへと“出張”させ、新たなファン層を開拓する重要な役割を担っている。

HISASHIの怖いもの知らずのアナーキーさ、際どいところを攻める良い意味での邪道感は、2015年辺りからGLAYの王道を侵食。リーダーTAKUROが「今年はHISASHIが熱い!」などと焚きつけている感もあるのだが、2019年の8月、メットライフドームで開催されたコンセプトライブ『HOTEL GLAY』の2日目「悪いGLAY」公演ではHISASHIがプロデュースを担当。

「FATSOUNDS」を3回連続で披露するという暴挙に出たり、通常であれば最大の聴かせどころとなるはずの代表曲「HOWEVER」に居酒屋コント風の演出を施したりと、突拍子もないアイディアをこれでもかと実行、笑いっぱなしの忘れ難い公演となった。


ベテランになっても丸くなるどころか尖ったままであり続け、新しいものへの飽くなき探求心に溢れたトリックスターぶりに触れて浮かんでくるのは、HISASHIはhideのスピリットを継ぐパンクロッカーでありギターヒーローなのではないか? という想いなのだった。

hideをリスペクト

2012年、灼熱の長居スタジアムで行われた前回の『HOTEL GLAY』。メンバー別のコーナーで、HISASHIはギターソロメドレーを披露し、「Bad Feeling’」「Layla」など、自身の音楽的形成要素を解き明かすかのように、時代を映すキラーフレーズをDJ的に弾き繋いでみせた。

その最後、おもむろにヘア&メイクの谷崎氏がステージに登ると、HISASHIにスプレーを噴射。たちまちピンクに染め上げられた髪で「ROCKET DIVE!!」を歌い奏でたパフォーマンスは華麗にして感動的、会場を湧きに湧かせた。

HIDEがインディーズ時代のGLAYのデモテープをYOSHIKIに聴かせたことがデビューの発端だ、というのはよく知られているエピソードであり、節目のライブではhideの曲を披露してもいて、2016年の『VISUAL JAPAN SUMMIT』ではX JAPANの「JOKER」(HIDE作詞・作曲)をカバーする前にTERUが代表して謝辞を述べていた。

2018年、hide逝去20年を記念したトリビュートアルバム『hide TRIBUTE IMPULSE』に参加したHISASHIは、独自解釈の「DOUBT(HISASHI×YOW-ROW)」で度肝を抜き、「初めてメールでやり取りした相手はhideさんでした」とコメント。“遊びの天才”とhideを讃え、リスペクトを表明している。

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2020年10月27日のレビュー記事

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