●ミサトと加持さんの行った飲み屋
海ぶどう、島らっきょ、ラフテー、ミーバイマース煮、ゆし豆腐、宮古焼そば、パパイヤチャンプルー、ぐるくん刺身
沖縄料理ですね。ラフテーとは豚の角煮。ミーバイとは沖縄でとれる魚ハタのこと。ぐるくんも同じく魚のタカサゴのこと。沖縄の方言です。ゆし豆腐はにがりをいれて固まりはじめたところの、型に入れない豆腐。海ぶどうは南西諸島でとれる海藻。お酢につけて、ぷちぷち噛んで食べると、うまい!

……あれ? この世界の海は、真っ赤に染まっていて魚はおろかほとんどの生物が生存できていません。ということは、この魚も「9割人造肉」どころか、10割人造肉の可能性は大です。それだけの技術があれば、海ぶどう風の何か、を作るのは簡単かも。


食べるシーンが多い『破』。それが後半になると別の意味で食べるシーンに変わるのも注目してみてください。生き物は生き物を食べる、のセリフが重みを増してきます。作中では語られていませんが、自然食品じゃない部分は何を元にしているのか、特に肉の正体はなんなのか、考えるだけでも面白いところです。一部の本では「プラスチックからアミノ酸を取り出しているのではないか」説なんかも出ています。そういうのもあるのか!

この『破』は、掘れば掘るほど気になるネタが満載すぎる、往年のエヴァファンの10年の鬱憤を破壊する作品でした。小ネタも本当に多いんだこれが。

例えば月に行ったゲンドウと冬月の宇宙服が、『王立宇宙軍オネアミスの翼』とそっくりだったり。もー探していったらキリがないくらい細かい部分が凝った作品です。とりあえず使徒の順番の違いをチェックするだけでもかなり面白いです。全く知らん、という人でも楽しくなっちゃうくらいよく動く、エンタテインメントになっています。

『Q』の前に、新劇場版関係の本や、研究書を読んでみると楽しみも増えます。いくつかご紹介。

ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破 全記録全集
公式の記録集。設定とインタビュー、フィルムストーリーががっちり載っている、『破』の集大成的な一冊です。
値段は高いですが、資料的価値は抜群。『Q』を見るときの参考にもなるはず。

ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破 アニメーション原画集 上巻
ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破 アニメーション原画集
『破』の原画ががっちり載った二冊。とにかくよく動くアニメなので、原画好きなら見ていて楽しいです。
ただし解説やイラストはほぼないのでご注意を。

エヴァンゲリオン用語・語源事典
エヴァの解説はほとんどないです。もとになっている言葉の意味をわかりやすくまとめた一冊。
元の意味だけ知識として知りたい人にオススメの一冊。なんせ500円と安い。

ヱヴァンゲリヲン新劇場版 完全補完文書
新劇場版の解説というよりも、ガイナックス・カラーの作品制作にいたるまでの流れや、作中に出てくる音楽の解説など、かなり変化球なネタが多いのがとてもユニーク。

ヱヴァンゲリヲン研究序説Question
エヴァTV版時期に謎本の先駆けを出していた著者グループの、新劇場版を楽しもう本。推測多めのコラムチックな一冊で、資料ではなく「こういうのも面白いね」として読むと楽しめる本です。

ヱヴァンゲリヲン都市伝説
まさに都市伝説。このシーンはこうじゃないか?という仮説のまとめ本。
トンデモな説も含めて楽しめるのですが、旧エヴァの解説はないので、TV版・旧劇場版・新劇場版を知っている人向け。

さてと。
『Q』が楽しみですね!
(たまごまご)


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