多彩な個性や特技を持ち合わせたメンバーを数多く有する乃木坂46。今年2月21日~23日にかけて配信されたインターネット番組『乃木坂46時間TV』内の定番企画「乃木坂電視台」では、“メンバー各々が自己プロデュースで10分間の冠番組を作る”というコンセプトの元、それぞれの個性あふれる一面が明らかとなった。
齋藤飛鳥は、2014年に開催された乃木坂46と氣志團の対バンライブにて、メンバー数人で構成された“乃木團”としてドラムを披露。その後も、2018年の全国ツアーでは、「女は一人じゃ眠れない」を演奏したり、28thシングル『君に叱られた』の収録曲である「泥だらけ」のMVでもドラムを担当したりと、その技術の高さはファンの間でも有名だ。そんな齋藤は、今年の「乃木坂電視台」では、映画『浅草キッド』のタップダンスを生披露。多忙なスケジュールの合間を縫って練習を積んだというダンスに、コメント欄では「何度観てもかっこいい」「再現度が凄すぎますね!!」といった反響が多く寄せられた。楽器演奏や難しいダンスもこなす齋藤のパフォーマンス力に惹きこまれるファンも多そうだ。
齋藤の他にも、楽器演奏にチャレンジするメンバーは多い。与田祐希は、今年の「乃木坂電視台」では、昨年グループを卒業した大園桃子と共にセンターを務めた思い出の楽曲『逃げ水』に改めて向き合いたいという思いから、同曲のギター弾き語りに挑戦して話題を呼んだ。また、ギター経験者だという筒井あやめは、その経験を生かして活動してきたことに加え、前述の「泥だらけ」のMVでは、新たにベースに挑戦。自身のブログでは「普段音楽を聞いていて、重低音のボンボンというベースの音がかっこよくて好きだったので今回挑戦できて嬉しいです!」と喜びを綴っていた。普段の活動では歌やダンスでパフォーマンスしている乃木坂46の楽曲に、楽器演奏という面からアプローチすることは、曲の理解を深めることにも繋がるのかもしれない。
また、乃木坂46には、抜群の運動神経で活躍するメンバーがいることも強みの1つだ。『SASUKE』にも参戦したことがある佐藤楓は、今年の「乃木坂電視台」では“パルクール”に挑戦。颯爽と障害物をクリアしていく姿に、ユーザーからは「動きがしなやかで綺麗!」「眼を見張るものがある」と驚きの声があがっていた。また、松尾美佑も優れた運動神経の持ち主で、今年の「乃木坂46時間TV」内で開催された運動会のハーフタイムショーでは見事なバク転を披露し、場を盛り上げた。こういったメンバーの活躍は、スポーツ番組への出演など、新たな露出にも繋がっていくのではないだろうか。
昨年8月に結成10周年の節目を迎え、今年の5月14~15日には、日産スタジアムにて『10th YEAR BIRTHDAY LIVE』の開催も控えている乃木坂46。メンバーそれぞれが個性を発揮しながら多彩な分野で活躍することで、グループのさらなる可能性が広がっていきそうだ。