『FNS歌謡祭』にも出演決定!池田エライザ、歌を届けるアーティストとしての“挑戦”

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6月22日に、“ELAIZA”名義で1stアルバム『失楽園』のCDを発売した池田エライザ。本記事では、7月13日放送のフジテレビ系『2022 FNS歌謡祭 夏』で木村カエラとコラボレーションが決定するなど、女優としてだけでなく、1人のアーティストとしても活躍の幅を広げている池田の、歌に対する真摯な姿勢や、歌手デビューに至るまでの葛藤にフォーカスしたい。




“ELAIZA”名義でのデビュー前にも、フジテレビ系『2020 FNS歌謡祭 夏』で、上白石萌音と共に絢香の「I believe」を披露し、その歌唱力でお茶の間を驚かせていた池田。2021年の9月から音楽活動を本格的にスタートさせると、デビュー曲「Close to you」のMVは現在までに182万回以上再生され、コメント欄には「中毒性あるかっこいい」「この脱力感のある歌い方が最高」などの絶賛の声が寄せられるなど、大きな注目が集まった。一方で、“今の世であえて歌うことは怖いことだとばかり思っていた”といった不安な心境を自身のInstagramで明かしたこともあり、アーティストとしての活動を開始するまでに、さまざまな思いを抱いていたようだ。



昨年、出演したテレビ番組の中で、池田は、あえて新たなジャンルに自ら飛び込み、本格的な歌手活動を開始した理由を問われると、“どのような形であれ、何かしらの役に立ちたい”と前置きしつつ、「ここ数年で気持ちが変わってきたというか。もっとみんなの近くで仕事がしたい」とも話し、心境の変化があったことを明かしている。また、既に女優として華々しく活躍し、芝居でさまざまな役を演じている姿も印象的な彼女だが、“芝居を通して伝える言葉では分かり合うことが難しい”と、1つの限界を感じていたことも語っており、そうした葛藤の中で、より人の心に寄り添う手段の1つとして、歌での表現を選んだことがうかがえる。



同じ番組の中で「まず私が素直になったら、みんなも素直に生きやすいのかなって」とも語っている通り、自身の書く歌詞についても、情けなさや恥ずかしさなどを包み隠さず表現しているという池田。あえて“カッコつけない”ことで、自分をさらけ出し、飾らない等身大の人間としての思いを聴いている“誰か”に届けようとする、そんなまっすぐな挑戦が“ELAIZA”の歌の魅力の1つなのではないだろうか。



そうして歌で人の心に向き合う池田の姿は、同じく表現者の目にも魅力的に映ったようで、池田と大親友だという、元乃木坂46生田絵梨花は、その出会いについて、「エラさんが歌ってるのを見て、憧れを抱いて。素敵だなって、カッコよくって」と、共演時に池田に憧れを抱いたことがきっかけだったと、『櫻井・有吉THE夜会』(TBS系)に出演した際に明かしている。高い歌唱力を持ち、数々のミュージカルに出演しながら“歌で伝えること”に向き合ってきた生田にとっても、人の心に寄り添うために歌う池田の存在は、大きな刺激となっているのかもしれない。



2022年も、8月19日公開予定の映画『ハウ』や、10月7日放送・配信スタートのWOWOWオリジナルドラマ『DORONJO/ドロンジョ』に出演が決定するなど、女優としての活躍を見せている池田。

一方で、3~4月にはBillboard Liveツアー、6月にはCD発売記念ライブを開催するなど、歌手活動も精力的に行い、ファンに歌を届けている。今回、『2022 FNS歌謡祭 夏』で池田が木村カエラと共に歌唱する「リルラ リルハ」(2005年)は、ポップなメロディと、“忘れないで 見つめることを”といった、聴いている人に語りかけるような歌詞が印象的な楽曲だ。この曲をどのように表現して視聴者に届けてくれるのか、期待が高まる。