毎話ごとに関連ワードがTwitterでトレンド入りするなど、昨年10月の放送スタートから注目を浴び続けているNHK連続テレビ小説『舞いあがれ!』。本記事では、同作でヒロインの岩倉舞を演じている福原遥に着目し、視聴者や共演者らからも愛される、彼女の魅力に迫りたい。
『舞いあがれ!』は、ヒロインの舞が、東大阪と長崎・五島列島でさまざまな人との絆を育みながら、飛ぶ夢に向かっていく挫折と再生のドラマ。これまでに人力飛行機サークルでの奮闘、航空学校の受験やパイロット訓練、そして父親の他界など度重なる試練が描かれ、その度に強く立ち向かうヒロインの姿が「頑張っている姿見ると応援したくなっちゃう」「健気な舞ちゃんの役、福原遥ちゃんがやるから余計響く」「どんな環境でも道を切り拓いていく舞ちゃん、がんばれ!!」などと話題を呼んでいる。このような視聴者が“応援したい”と感じるヒロインの存在が、同作が支持を集める理由の1つではないだろうか。
そんなヒロインを演じている福原の人柄について、舞の父親・浩太役を演じた高橋克典はテレビ番組の中で「ぐいっと行くタイプではないけれども、ふわっといて、みんなに気持ち良い思いを。そういうオーラを持ってますね」と語ったほか、“航空学校編”で舞の同期・吉田を演じた醍醐虎汰朗も、公式インタビューにおいて、現場の雰囲気が和やかだったとした上で、「座長である福原遥さんの人柄が与える影響がすごく大きいと思います。とてもホンワカしている方なので支えたくなるんですよね。本当にポジティブで、尊敬できる方です」と評している。福原の穏やかな人柄が、作品や共演者にとってプラスに働いている部分も大きそうだ。
昨年末、自身のYouTubeチャンネルで公開した動画の中で、「素敵な出会いがいっぱいあって、学べることもあって、それがすごい多分自分の人生にとって本当に大切な年というか、絶対忘れない年になるんだろうなって思う」と2022年を振り返り、本作の撮影を通して自身も様々な学びを得ていることを明かした福原。また、公式サイト内のインタビューの中でも、航空学校という厳しい世界にヒロインが飛び込んだことに対して、「(舞の)小さな頃の姿から想像もできませんでした」「人ってこんなに変われるんだ、こんなに成長できるんだとこの作品に私自身も励まされています。」と語っており、物語での舞の成長に、福原自身も良い影響を受けていることがうかがえる。
現在放送中の第17週目からは、亡き父親の夢を実現するため、舞が航空機の部品作りに挑戦する姿が描かれている。1月25日に放送された第79回で、舞は、ハードルの高い部品の製造に難色を示した従業員たちに“難しいからこそチャレンジしたい”と語りかけて説得。
周囲をひっぱる力を持ったヒロイン・舞と、座長として現場で奮闘する福原。どこか共通点も感じられる2人だが、共に成長することによって、『舞いあがれ!』の物語は今後さらに深みが増していくのではないだろうか。これからのストーリー展開に加え、福原の今後の活躍にもぜひ期待したい。