
8月30日の大阪公演を皮切りに、全国5都市を巡るツアー『Happy Train Tour 2023』を開催している日向坂46。グループを支えてきた影山優佳の卒業後初めての全国ツアーであり、さらに加入からまもなく1年が経つ4期生の成長を見られる機会でもある。
まず注目したいのは、7月26日にリリースされた10thシングル『Am I ready?』にて、初の表題曲センターを務めた3期生の上村ひなのだ。上村は、過去に出演したラジオ番組にて、センターを務めるにあたって先輩メンバーが醸し出す“ハッピー感”を継承したいと語っており、これまで日向坂46が体現してきたモットーの“ハッピーオーラ”を伝えていくという覚悟がうかがえる。上村と言えば、今年はドラマ『DIY!!-どぅー・いっと・ゆあせるふ-』(MBS/TBS系)で主演を務め、さらに9月12日には1st写真集『そのままで』(主婦と生活社)を発売するなど、グループの顔とも言える活躍ぶりを見せてきた。そんな上村に対して、さっそくツアーに足を運んだファンからは「堂々としてて、お姉さんって感じだった」「ひなのちゃんの成長っぷりがすごい」といった声もあがっている。頼もしく成長した上村は、今回のツアーでもグループを引っ張ってくれることだろう。
加えて、今回の大きなポイントとして挙げられるのは、グループの礎を築いてきた1期生の影山優佳卒業後のツアーということではないだろうか。影山は、9thシングル『One choice』収録のカップリング曲『友よ 一番星だ』でセンターを務めたほか、今年5月には1st写真集『知らないことだらけ』(扶桑社)を発売。その豊富な知識でサッカー関連の仕事でも大いに活躍を見せるなど、グループにとって頼もしい存在だった。影山について、メンバーの松田好花が、自身のブログにて「最終兵器になりたいと宣言されてからはあれよあれよと気付けば有言実行されていて、凄いって言葉だけじゃ片付けられないくらいに本当に凄まじい活躍ぶりだったなと思います」とその存在の大きさを綴っていただけに、そんな彼女が卒業して初のツアーの空気感も気になるところだ。
また、今年9月21日に加入1周年を迎える4期生にも注目。4期生は今年8月から個人ブログが開設されたり、4期生の冠番組『日向坂アニメ部』(関西テレビ)の放送がスタートしたりと、徐々にフォーカスされることが増えている。
なお、今回の『Happy Train Tour 2023』は、2期生の丹生明里が持病の腰の治療に専念するために不参加となっており、丹生は自身のブログで悔しさを覗かせつつも、「無事ツアー成功できるよう、心から願っております」とエールを送っていた。そんな丹生の思いも背負って挑む今回のツアーはグループの成長や進化を感じられるものになりそうだ。