平均年齢74歳の演劇集団 パリで好評公演

 演出家蜷川幸雄(77)率いる、平均年齢74歳の演劇集団「さいたまゴールド・シアター」初の海外公演「鴉よ、おれたちは弾丸をこめる」(清水邦夫作)が、5月の末日、パリ日本文化会館で公演し、大成功をおさめた。


 カーテンコールが5回、6回と続き、舞台に演出家蜷川氏が登場すると、歓声は最高潮に達したという。


 劇団最高齢の看板女優重本恵津子(87)は「会場の3分の2はフランス人で、熱いカーテンコールが繰り返された。日本では軽軽したことのない大変な拍手だった」と語る。このツアーには、高年齢の所為もあるので、看護師も同行し、毎日血圧を測りながら演じていたという。


 高齢者の演劇集団「さいたまゴールド・シアター」は、さいたま芸術劇場(さいたま市中央区)の蜷川幸雄芸術監督が率いて、平成18年「56歳以上」を入団資格者として団員を公募、国内外から1266人の応募が殺到、55~80歳の48人(男48人、女27人)で発足した。現在は、62~87歳の41人(男15人、女27人)が所属している。


 第1回公演は、岩松了の書き下ろしで蜷川演出、[船上のピクニック]を上演している。


 今回フランス語字幕付きで上演された「鴉よ、おれたちは弾丸をこめる」は、チャリティーショーに、爆弾を投げた罪で裁判にかけられた、青年を助けるため老婆が武器を持って法廷に押しかけ、裁判官らに死刑宣告するというストーリー。


 舞台を見終わったフランスの観客の一人は「パリでこうした形の公演は見たことがない」と絶賛している。


 年齢のためセリフ覚えも難しいが、自主稽古で、何度も台本を読み直し、覚えたという。結成8年目の同劇団が目指す「普遍性」への手応えは、今回の海外公演で、劇団員一人ひとりが自覚と自信をもたらしたようだ。


 今後多くの国から上演依頼が届いているという。日本の老人ここにありと、世界に大いにアピールしてほしいものだ。(編集担当:犬藤直也)

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