競争が激化し、活性化するアンチエイジング市場

 総合マーケティングビジネスの株式会社富士経済がまとめた「新・化粧品マーケティング要覧 2012総括編」によると、国内化粧品市場は2008年、09年と縮小傾向が続いたものの、徐々に回復の兆しをみせているようだ。とくに高価格帯の化粧品においては、ホワイトニングやアンチエイジングなどの高機能スキンケア製品が好調で、リーマンショックの影響を受けた09年を除いて、市場は拡大傾向が続いている。


 また、内閣府が発表した「平成23年版 高齢社会白書」の人口構成比をみると、2015年には日本の女性の2人に1人が50代以上となることからも、より一層の市場拡大が予測できる。


 さらに、市場の拡大を見越して、各化粧品メーカーも中高年向けのアンチエイジング分野に力を注いでおり、競争の激化がさらに市場を活性化させているような状況だ。例えば、資生堂<4911>が08年から発売している60代以降向けのスキンケアブランド「ELIXIR PRIOR」や、カネボウの「CHICCA」などが、人気のアンチエイジング化粧品として知られている。


 そもそも、中高年向けのアンチエイジング市場に最初に目をつけ、その火付け役となったのはロート製薬<4527>の「50の恵」だ。同ブランドは、それまで50代向けで満足できる商品がなかったところに、シニアのニーズを満たすような製品が出たことで話題になった。


 とにかく乾燥するという悩みを長時間保湿成分で補ったうえ、蓋を取る手間すらいらないポンプタイプにしたことで、化粧時間をできだけ短縮したいという要望にも応え、「オールインワンタイプ化粧品」のはしりにもなった。「50の恵」は07年の発売以降、50代の細かいニーズを拾って順調に市場を形成し、ユーザーリピート率72%に達する人気商品となっている。


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2013年8月31日の経済記事

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