グローバル展開を進める日本企業。躍動するアジアと復活の欧州

 一方、欧州でも、在欧州日系企業(製造業)の拡大意欲が、リーマン・ショック以前の水準まで回復していることがジェトロの調査で分かった。同社が2014年10月に在欧州日系企業1496社(回答企業数984社、有効回答率65.8%。トルコは製造業のみ)に行ったアンケート調査の結果、在欧州日系製造業で今後1~2年の事業展開を「拡大」と回答した企業は52.7%となり、リーマン・ショックや欧州債務危機が発生する以前の水準まで回復していることが分かった。経済の先行きには依然として慎重な見方が大半を占めたものの、2014年の営業利益見通しは「黒字」が70.1%となっており、順調に回復に向かいつつあるのは確かなようだ。中国系や韓国系企業の進出や、社会不安などマイナス要素はあるものの、景気後退から脱却すれば、欧州の成熟したマーケットはやはり大きな魅力だ。


 欧州の状況が徐々に回復に向かうことを見越し、欧州市場で積極的な動きを見せている日本企業も増えている。例えば、トヨタ<7203>は15年前にハイブリッド車「プリウス」を投入したものの、日米に比べて売り上げが伸び悩んでいた。欧州では、それまでディーゼル車が主流だったことに加え、技術の進歩によって燃費が向上していること、さらには新しい電気自動車の利用価値に対する疑問が根強かったものの、長引く原油価格の高騰やECによる厳しい二酸化炭素排出量の規制によって、消費者が次第にハイブリッド車に傾倒しはじめ、現在ではハイブリッド車が同社の欧州市場における全販売台数の4分の1以上を占める堅調ぶりだ。


あわせて読みたい

エコノミックニュースの記事をもっと見る

トピックス

今日の主要ニュース 国内の主要ニュース 海外の主要ニュース 芸能の主要ニュース スポーツの主要ニュース トレンドの主要ニュース おもしろの主要ニュース コラムの主要ニュース 特集・インタビューの主要ニュース

経済ニュースアクセスランキング

経済ランキングをもっと見る

コメントランキング

コメントランキングをもっと見る
2016年2月13日の経済記事

キーワード一覧

このカテゴリーについて

経済、株式、仕事、自動車、金融、消費などビジネスでも役に立つ最新経済情報をお届け中。

通知(Web Push)について

Web Pushは、エキサイトニュースを開いていない状態でも、事件事故などの速報ニュースや読まれている芸能トピックなど、関心の高い話題をお届けする機能です。 登録方法や通知を解除する方法はこちら。