子供たちのために“室内空気環境を考える”シンポジウム、千葉大と積水ハウスが開催

子供たちのために“室内空気環境を考える”シンポジウム、千葉大と積水ハウスが開催

 かつて、省エネルギーやヒートショックを防ぐために進められた住宅の不適切な高断熱高気密化にともない、結露やカビの発生や、建具や家具・カーテンなどから発生するホルムアルデヒドやVOC(Volatile Organic Compounds/揮発性有機化合物)をはじめとした化学物質によるシックハウス症候群の増加が問題となった。そこで、2003年に建築基準法が改正され、“24時間換気システム”を一般住宅に設置することが義務づけられた。


 こうした問題を背景に、2007年に健康配慮型社会を目指して千葉大学が予防医学センターを設立、積水ハウスと協働で住宅内空気環境の研究、ケミレスタウン・プロジェクトを推し進めてきた。同センターではこのプロジェクトの成果として、2011年11月に「ケミレス基準」を発表。A規準とS規準を公開している。


 過日、この両者主催による“室内空気環境シンポジウム「空気環境の改善と健康増進」?子どもたちの未来に私たちができること”と題したセミナーが開催された。


 パネラーとしてWHO(世界保健機関)環境保険部コーディネーターのカルロス・ドーラ(Carlos Dora)氏、千葉大学予防医学センター教授・戸高恵美子氏、熊本大学大学院教授の加藤貴彦氏、積水ハウス執行役員総合住宅研究所長・石井正義氏が登壇。千葉大学予防医学センター所長の森千里氏の進行でパネルディスカッションが行なわれた。


 セミナー中、ドーラ氏の説明では、「世界の人口は、2050年まで都市に流入し続け、都市人口が増大する」という。パネラー諸氏らが幾度も言及したのは都市生活で「ヒトが生活する空間は圧倒的に室内だ」ということ。この空気がさまざまな化学物質で汚染されているとしたら、身体に与えるダメージが大きい。なかでも子供たちは大人の倍以上の負担がかかるという。そのため戸高恵美子氏は「住宅はもちろんだが、学校も空気環境に配慮した仕様」が必要だという。


あわせて読みたい

気になるキーワード

エコノミックニュースの記事をもっと見る 2016年7月9日のライフスタイル記事
この記事にコメントする

\ みんなに教えてあげよう! /

トピックス

今日の主要ニュース 国内の主要ニュース 海外の主要ニュース 芸能の主要ニュース スポーツの主要ニュース トレンドの主要ニュース おもしろの主要ニュース コラムの主要ニュース 特集・インタビューの主要ニュース

ライフスタイルニュースアクセスランキング

ライフスタイルランキングをもっと見る

コメントランキング

コメントランキングをもっと見る

コラムの人気のキーワード一覧

新着キーワード一覧

このカテゴリーについて

生活雑貨、グルメ、DIY、生活に役立つ裏技術を紹介。

通知(Web Push)について

Web Pushは、エキサイトニュースを開いていない状態でも、事件事故などの速報ニュースや読まれている芸能トピックなど、関心の高い話題をお届けする機能です。 登録方法や通知を解除する方法はこちら