中規模木造建築の価格が現実的なレベルへ アキュラホームの取り組みとは

中規模木造建築の価格が現実的なレベルへ アキュラホームの取り組みとは

 木造建築の木の温もり。これはコンクリートや鉄骨建築では決して得られないものである。


 アキュラホームは埼玉県熊谷市のアキュラホーム埼玉北支店オフィス棟「住まいと暮らしサロン」を竣工した。


 この施設は、木造の可能性を最大限に追求し、工務店の知識・技術力をレベルアップさせ、広く普及することを可能にした住宅用一般流通材と加工技術による木造軸組み工法の最先端の事例だと同社はしている。つまり木材や金物など、特注の材料にならない普及版中規模木造建築だといっていいだろう。


 大規模建築を得意とするゼネコンや、木造を得意とする工務店やハウスメーカーともに木造による中・大規模建築に関しては成熟してない現状がある。


 そんな中、同社はこれまでの経験を生かし、構造、設計、監理、施工、技術などを最善の形でアレンジし、一般流通構造材料と住宅用木材プレカット加工技術をハイブリッドに採用することでコストを抑え、普及価格帯での建築を可能にしたという。


 具体的には通常では坪単価がおよそ120万円かかるところ、それを下回る坪単価を実現。今後はさらにコストダウンを進めて坪単価80万円の実現を目指すとしている。


 この施設は、構造が東京大学大学院木質材料学研究室教授の稲山正弘氏、設計・監理が河野泰治アトリエ主宰の河野泰治氏の監修によるものだ。「シザーストラスアーチ」といわれる工法で、吹き抜けの大空間を持つ3階建てアーチ棟と2階建てオフィス棟から構成されている。


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