
日経BPコンサルティングがブランド価値評価調査「ブランド・ジャパン 2018」の結果を公表した。業種別「ブランド総合力」ランキングでは、14年のいわゆるチキン事件以降不手際が続きブランドイメージが低下していた「マクドナルド」のブランド力に回復傾向が見られたようだ。
業種別ランキングを見るとファストフード分野においてブランド総合力がトップなのは「モスバーガー」で、昨年に引き続き首位の座を維持した。2位は「無添くら寿司」で昨年の8位から躍進した。3位は「ケンタッキーフライドチキン」で、昨年の2位からランクダウン。4位が「マクドナルド」で昨年の7位から上昇し、ポイントでは昨年の62ポイントから今年の68.9ポイントと6.9ポイントの大幅な上昇を示している。マクドナルドは昨年2017年には最高収益を更新しており、これにともないブランドイメージも回復傾向にあることがうかがえる。
他の業種のランキングを見ると、「自動車」では「トヨタ自動車」が、「運輸・物流」では「ヤマト運輸」、「コンビニエンスストア」では「セブンイレブン」、「スポーツ」では「NIKE」、「EC・通販」では「Amazon」、「家具・寝具」では「無印良品」、「クレジット・ポイントカード」では「Tカード」、「放送」では「YouTube」がそれぞれ昨年に引き続き首位を維持しており、唯一ランキングが変化した「情報」では「Google」が「YouTube」を抜きトップとなった。